バルカン半島を点々、郷土菓子を尋ねて<コソボ>
<コソボ>コソボのカフェ文化
アザーンで4時に目醒めたコソボの朝。
500年のオスマントルコ支配による文化的影響はムスリム化だけでなく、当時オスマントルコで愛飲されていたコーヒーなど食生活にも及びました。住民たちにワインをやめてコーヒーを飲むように奨励したのです。
イスタンブールで生まれたカフェでコーヒーを飲みながら、詩を朗読したり、民族英雄譚で歴史浪漫に思いを馳せる文化がバルカン半島にも伝わった結果、ヨーロッパで最初にカフェがオープンしたのは、バルカン半島(現在のセルビア・ベオグラード)で、このカフェ文化は何百年も引き継がれて、後にそれが結実してカフェで見聞きした話をもとに書いた小説(『ドリナの橋』)がノーベル文学賞受賞へとつながります。
トルココーヒーは漉さずにそのままカップへ注ぎ、沈殿したら飲みます。舌がザラザラを感じる手前で終えて、カップを逆さに受け皿の上に置けば、カップを起こして中に残る模様で明日を占えます。
上の記事はバルカン半島の郷土菓子を尋ねる旅の途中の記事です。
他地域の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀