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【ぶらり散歩】浅草・夕暮れ・夏詣

体でも数字でも身の危険を感じる暑さ。それがもう7月頭から到来している。今年は、本当に、ヤバそうだ。

しかし、いくら暑いとはいえ、スマホ片手にぶらり散歩をしないというのもまた、ボクにとっては心身のバランスを危うくするものだ。

今日は木曜。珍しく日没前に仕事を終えることができた。あと1日を残すが濃密な一週間を駆け抜けた。嫌々やり過ごしたのではない。やりたいこととやるべきことを全てやり切り、翌日を迎えるのが待ち遠しいような毎日を過ごしてきた。これほど高揚感を持って仕事しているのは久しぶりだし、管理職として感じるものとしては人生初である。良いチームに恵まれたおかげだ。

とはいえ、仕事漬けだとやはり行動範囲が限られるし、自分の時間も大事にしたい。ボクの好きなことだけにわがままに使える時間がエネルギーをくれるから。

ということで、久しぶりの散歩はどこへ行こう?もはや生活圏内のめぼしいところは街歩きしてしまった今、新天地はなかなか思いつかない。

ただ、いつもの通勤電車を少し乗り過ごしてみよう。。と思ったら、本当につい気持ちよくウトウトしてしまった。

気づけば、そこは終点、浅草だった。


特別な浅草

もしかして、すごく良い時間帯に降り立ったかも。
まさにこれからゴールデンアワーを迎えようとしている浅草は、刻一刻と表情を変えつつある。

まず向かったのは、浅草文化観光センター8Fテラス。雷門から仲店通り、そして浅草寺本堂を一望できる。茜色の空の下、まばらになりつつある往来をミニチュアのように眺める。

再び地上に降り立ち、雷門へ。もはや外国人の方が多い光景にも慣れた。門前では、人力車の人が人力車の人を乗せている笑 研修だろうか。

仲見世通りを真横に突っ切る伝法院通りは、黄金色の街頭も相まって哀愁漂うレトロで懐かしい雰囲気に染まっている。

陽が沈むにつれ、五重塔は徐々にその陰影が濃くなり、物々しいような凄味を増していく。

今回はそのまま浅草寺….と思ったら、本堂右手にある浅草神社の境内が何やら賑々しい雰囲気を醸し出していてボクの気を引いた。

なるほど、「夏詣」をやっているのか。そう言えば、全くもって忘れていたが、そろそろ七夕かぁ。子供もいないからそういう行事が頭から抜けていた。そう言えば会社のエントランスにも昨年は笹が飾ってあったが、今年はなかったような?

良い感じにライトアップされているから、外国人観光客(とボク)の是高のフォトスポットになっている。短冊をチラチラ見ると、結構英語で書かれたものも多買った。ボクは短冊ではなく、本殿にお詣りをした。良い仕事、良い仲間、素晴らしい家族をありがとう。

「夏詣」の見所はまだまだあった。神楽殿は明かりが灯り、その前を「天の川」がクロスする。そのコントラストが美しい。

また、夏の風物詩「風鈴」も。少し冷めたがそれでも涼風とまではいかない生温い風を受けて一斉にチリンチリンと愛らしい音を奏でる。



やはり訪れるタイミングとしてベストだったなと思う。どの道来れないが、もし日中に来ていたら(;゚ε゚´)a=3=3こんな顔をして動くのも嫌だっただろう。隣に浴衣美人でもいてくれたら夢心地だったな。


今日も散歩をお楽しみいただけましたでしょうか?この先の暑さが思いやられるところです。熱中症には十分注意して夏を満喫していきましょう!
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