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アナログゲームが家族絆を深める理由

皆さんは、どんなお正月の思い出がありますか?

私の子どもの頃のお正月は、家族みんなでかるたやすごろくを楽しむ時間が特別な思い出です。あの頃は、ゲームを通じて自然に笑顔が生まれ、家族の絆が深まっていたように思います。

我が家でも、子どもたちが小さな頃は、人生ゲームやUnoなどを一緒に楽しんでいました。あのひとときが、家族で共有した幸せな時間として今でも心に残っています。

しかし、最近の家庭ではどうでしょうか?
日々の忙しさの中で、家族全員が揃って何かを一緒に楽しむ機会が減っているように感じます。特に、スマートフォンやオンラインゲームが普及する中で、親子間のコミュニケーションが薄れつつあるのではないでしょうか。

えがおの会では、そんな現状に対して「アナログゲーム(ボードゲーム)」をコミュニケーションツールとして提案しています。


アナログゲームの魅力〜心を育む遊びの力〜

昔は、年齢の異なる子どもたちが集まり、みんなで遊びながら自然にルールやマナーを学んでいました。大きな子どもが小さな子を気遣ったり、ルールを教えたりする中で、思いやりや協調性が育まれていたのです。

アナログゲームの良いところは、画面越しではなく、対面で遊ぶことにあります。ルールを覚えたり、順番を待ったり、時には負けて悔しさを経験したりと、実際に人と向き合うことで自然と社会性が身につきます。

さらに、最近のアナログゲームは多種多様です。運だけに頼るものから、戦略を必要とするもの、さらにはチームで協力してゴールを目指す協力型のゲームもたくさんあります。お子さんの性格に合わせて選べるのも魅力のひとつです。


えがおのたまり場での体験エピソード

えがおの会では、隔月(奇数月の第3日曜日)に「えがおのたまり場」というアナログゲームを楽しむイベントを開催しています。このイベントでは、気に入ったゲームを無料で貸し出しもしています。

先日、えがおのたまり場にご夫婦で参加されたお父さんが、あるゲームにはまり、借りて帰られました。その後、お母さんからこんなエピソードを伺いました。

「夕食後、夫が食卓を率先して片付けて、そのゲームを広げ、子どもたちを誘って楽しんでいます。おかげで家族全員で遊ぶ時間が増えました。そのゲームが気に入って、オンラインショップで購入しました!」

このような嬉しい報告が続々と届いています。家族で一緒に楽しむ時間が増えたという声は、私たちの活動の励みになっています。

忙しい毎日に、親子の時間を取り戻すヒント

Omimiかふぇでは、「子どもがオンラインゲームばかりして困っています」という親御さんの相談をよく伺います。その際、私は「お子さんと一緒に遊んでいますか?」と尋ねることがあります。

忙しい日々の中で、親子で遊ぶ時間を確保するのは簡単ではありません。幼い頃から、ゲーム機やスマホ動画に子育てを委ねていたというお話はよく耳にします。ですが、こうした時間の欠如が、ゲーム依存などの問題につながっているのではないかと心配しています。

我が家でも、孫を中心に家族で遊んだり、夜、夫婦でお酒を片手にアナログゲームを楽しむ時間を持つようにしています。年代に関係なく遊べるのがこのアナログゲームの良さだと思います。

アナログゲームを通じて、親子のコミュニケーションを深めてみませんか? 対戦型が苦手なお子さんでも楽しめる協力型ゲームもたくさんあります。

まずは大人が楽しむことから!

えがおの会では、「お子さんのために」と思う方も多いですが、まずは親御さん自身が楽しむことをおすすめしています。

たまり場では、初心者でも楽しめるゲームから、奥深い戦略が必要なゲームまで多彩なラインナップをご用意しています。きっとお気に入りのゲームが見つかるはずです。

どうぞお気軽に遊びにいらしてください。家族みんなが笑顔になれる時間を、一緒に作りましょう!

えがおのたまり場
奇数月の第3日曜日10時から15時まで
大野城市総合福祉センター2階 多目的室

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