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おみくじからのメッセージ

新年の恒例行事として引いたおみくじに、思いがけない言葉が書かれていました。
「何事も自分から先に進んでする事はいけません」
これを読んだ瞬間、ハッとしました。

私はこれまで、何事も先手を打つように進めることが当たり前でした。相手が動く前に準備を整え、効率よく物事を運ぶことが「良いこと」と信じて疑いませんでした。しかし、この言葉は、そんな私に対する戒めのように感じられました。

振り返ると、自分とペースが合わない人に対して「どうして動かないの?」と苛立ったり疑問を持つこともありました。このおみくじのメッセージを、そんな私への警告と受け止め、これからは「待つ」ことを意識しようと思います。


見守ることの難しさ

この「待つ」ことの大切さは、子育てにも通じるものです。私自身、子どもに対して「こうした方がいい」と手出し口出しをしてしまった経験が数えきれません。自分が経験したからこそ、子どもが失敗するのを避けさせたいという気持ちが強く働いてしまうのです。

でも、それは本当に子どものためになっているのでしょうか?
今振り返ると、それは自己満足の世界でした。子どもにとって必要なのは、親が先回りすることではなく、失敗や経験を通じて自分で学び取る時間と空間です。

子どもが自ら気づくまで「待つ」こと。それはとても難しいことですが、信じて見守ることの大切さを、改めて胸に刻んでいます。


今年のテーマは「ゆっくりとしたペース」

2024年が始まり、私自身のテーマを「ゆっくりとしたペース」と決めました。
これまでは、生き急ぐように常に何かに追われていたような気がします。しかし、今の私の年齢では、焦らずとも良いのではないかと感じています(笑)。これからは、頼まれたことを一つひとつ丁寧に受け止め、相手が自分で気づくまで待つ余裕を持ちたいと思います。

私たちは、育てたようにしか育たないし、急いでも時間は待ってくれません。今年は一歩一歩、しっかりと足元を見つめながら進んでいきます。


皆さんと共に

新しい年も、皆さんとのご縁を大切にしていきたいと思います。焦らず、急がず、少しずつ。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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