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ポジティブだけが正解じゃない ~子どもと一緒に考える「ちょうどいい場所」~
「前向きに」「楽観的に」「プラス思考で!」そんなポジティブシンキングの風潮が、今ではすっかり当たり前のようになっていますね。でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。本当に「ポジティブだけ」が良いのでしょうか?
「ポジティブにならなきゃ」と悩むことの矛盾
「もっとポジティブにならなきゃ」と考えると、逆に自分を追い込んでしまうことはありませんか?無理して明るく振る舞おうとすると、どこか疲れてしまったり、「私は全然ポジティブになれていない」と感じて自己嫌悪に陥ったりすることもあるでしょう。
でも、それでいいんです。悩むことは悪いことではありません。むしろ、きちんと物事を考えているからこそ悩むのです。特にお子さんのことを思って悩むのは、愛情の表れではないでしょうか。お子さんの幸せを心から願っているからこそ悩むのです。
悩むことと、ちょうどいい場所を探すこと
ただし、その悩みがあまりにも深くなりすぎると、気づかないうちにマイナス思考に引っ張られてしまうこともあります。だからこそ、「ちょうどいい場所」を探すことが大切です。
とはいえ、この「ちょうどいい場所」は人それぞれ違います。たとえば、夫婦間でも考え方が違うことがありますし、親と子どもでも違います。そこで大切なのは、この「違い」を認め合うこと。「相手と自分は違う」ということを受け入れることが、ちょうどいい場所への第一歩かもしれません。
家族で楽しむ「短所を長所に言い換えるゲーム」
そこで、一つ提案です。お正月のような家族が集まるタイミングで、みんなで「短所を長所に言い換えるゲーム」をしてみませんか?
ゲームのやり方
家族全員が、それぞれの「短所だと思うこと」を紙に書きます。(※誰について書いたかは伏せておくのがルール!)
全員が書き終わったら、紙を裏返して一つずつ引いていきます。
引いた人は、その短所を「長所」に言い換えて発表します。
例えば、「頑固」という短所があったら、「意志が強い」と言い換えるかもしれませんね。「せっかち」なら「行動が早い」という解釈もできます。このゲームを通して、普段は短所だと感じていたところが、実は家族の魅力かもしれないと気づけることもあります。
家族の違いを楽しむ時間に
「これは誰のことだろう?」と笑い合う時間が生まれるかもしれませんし、「こういう見方もあるんだ!」と新たな発見があるかもしれません。ただし、このゲームの最大のルールは「誰のことを書いたかは言わないこと」。ここを守らないと、思わぬケンカになってしまうかもしれませんから(笑)。
家族みんなで遊ぶことから、自然なコミュニケーションが生まれるものです。せっかくのお正月休み、ポジティブシンキングに縛られるのではなく、家族みんなで「違い」を楽しむひとときを過ごしてみてくださいね。