見出し画像

#11 子の登校渋り_家族の関わり方と子の変化

この投稿に目を留めて頂き、ありがとうございます。

今日は、小学校入学直後から登校渋りをしていた長男についての投稿です。
※6月生まれの長男にちなんで、紫陽花の画像をお借りしました☺️

まず前提として、子どもは一人ひとりそれぞれ違うということ、
この記録は私達が親として、
初めての子育ての対象である長男に関わっている中で、実感している変化と現在の姿であり、子育てのごく一例です。
ご興味ない方は読み飛ばしてください☺️

【長男の登校渋り】
これといった明確な原因は分かりませんが、もともと自分がやりたくないことをやらないと、幼少期から意思表示がはっきりしているタイプでした。
「学校はこういうものだ」という自分なりの意味付けができない状態で苦しかったのではないかと思います。さらに、引越しやコロナによる休校など、環境要因もあったとは思います。

1〜2年生は学校に行きたくない、行っても腹痛をよく訴えているという様子でした。
そんな子に対して、親は「とにかく学校に行って欲しい」という気持ちが強く、手を引っ張って付き添い登校をしたり、強く諭す日もたくさんありました。

「学校に行きたくない」と言われた朝は、私は私の気分との闘い。
親の対応が定まっていないので、子どもは余計に不調を訴えます。病院に行っても異常はなし。
休めるとなると、途端に安心した表情になり、元気なのです。

親がものを言いたくなる事柄は、
学校に行きたくないことだけではありません。
外に出ない子だったので、外遊びしなさい、何か運動の習い事をしなさい、ゲームやタブレットは目が悪くなるから長時間はやめなさい・・・。
今思うと、ただやめてほしい、こうして欲しいと言う要望を押し付けていたことの方が多かったなと、反省です。

【家族の関わり方や対応】 
1、コミュケーション_とにかく肯定的に
このままでは良くないと、色々と不登校を中心とした子育ての情報を探し始めました。
その中でも、東洋経済オンラインで連載されていた、教育家の石田勝紀先生による、「子どもの自己肯定感を上げるための魔法の言葉」というものが、私にはとても効果的でした。

とにかく、前向きな言葉をかける。
ありがとう!、いいねぇ!、さすが〜!など。もちろん、急に完璧には無理です。
1日1語でも良いから、肯定的な言葉をかける意識をしてみました。

また、石田先生は「子どもとの雑談」がとても大事だと仰っています。
とにかく何でもないことを子どもに話します。笑い話に変えると、どんどん会話は弾みます。あとは、しりとりや言葉遊びなど、何でもいいから、とにかく楽しく話すのです。

2、本人のゆとりの時間を大切にする
我が家の基本設定が、「毎日登校してくれるだけで良し◎」という状況だったので、学校以外の時間は、本人がやりたいことに使ってもらうことにしました。習い事も、本人が納得していることだけ。
もちろん、親が進める体験や経験もありますが、基本は子の時間は、子の時間というスタンスです。

3、大事なことは会議
最大の事案、学校に行きたくない日の対応をどうするかです。
これに関しては、長男とたくさん話ました。そして、長男の思いを夫にも共有し、夫婦で何度も話し合いました。

決めたことは、
①「学校に行きたくない気持ち」は絶対に否定しない
②理由を聴く
③休むことで困りごとがないかを考えさせる
④体調不良ではなく、気持ちが理由で学校を休む過ごし方についてのルールを決めた

4、学校との連携
担任の先生には、学年が代わる度に経過を話します。先生によって考え方も違うし、先生は先生なりの進め方もあるので、確認はしておきました。
毎年、連絡帳はびっしりと先生とのやりとりが残っています。
学年が上がると、学習内容も難しくなります。休んだ分のフォローを学校でしてくれる先生だったのと、勉強は何とか取り戻せるくらいのだったことは、とても恵まれていたと思います。
何しろ、親が家で勉強面ですごく手をかけたことはあまりありません。

【長男の変化】
精神的な成長も多いにあるとは思いますが、
上記の関わり方を続けて、2〜3年経った長男は確実に変わりました。

長男の言葉です。
・「自分の好きなことを自由にできる時間があることが幸せ」
・「5年生になって、初めて学校が楽しい、学校に行きたいと思えるようになった。」
・「友達と話すことが楽しい。先生が優しいから授業も楽しい。」
・「休んだらその分遅れる方が大変だから学校行った方が良い日もある。」

書きながら泣いていますが笑、4年前は、こんなことを言う日が来るなんて、全く思えませんでした。

宿題や勉強は自分が決めた時間にやっています。
学校を休むのは多くて1ヶ月に1日と決めているようで、休みたくなった日は自分で考えて決めています。

【まとめ】
私が子どもの頃は、学校を休むという発想すらなく、目を閉じて行っていた感覚だったので、我が子の登校渋りには、本当に戸惑いました。
ここに書いた対応にも、賛否両論あるとも思います。
でも、子育ては何しろ正解がないから、悩むし、特に長子は成長が分からないから焦り、不安にもなる。

ただ、我が家はひとまず、こうした関わり方を意識したことで、親が見えている範囲では子どもが良い方向に成長してくれていることを実感しています。
これからも、子どもの成長に合わせて半歩先を歩いて見守る姿勢でいたいなと今は思います。

すごく長文になりましたが、
ここまでお読み頂いた方、本当にありがとうございます。


この記事が参加している募集