スタートアップで使えるKPIマネジメントフォーマット
こんにちは、あたらしい旅行をデザインしていきたい令和トラベル篠塚です! スマートに海外ツアー・ホテルの予約ができるサービス NEWT(ニュート)の運営をがんばっています。
最近は長文が多かったので、ライトめな独り言noteです。
前回のnoteもおすすめです!
経営者や事業を司るマネージャーの皆さまは、ヒト・モノ・カネと経営資源のことはよくよく考えることと思いますが、つまるところ経営戦略とは大きく3つで、1:最近よく聞く人的資本経営と、2:マーケティング戦略(いわゆる4P)と、3:財務・ファイナンス戦略とに分解することができると思います。そしてミッションやビジョンとイシューに照らし合わせて、その区分けされた3つに対して事業フェーズにあわせて重要なKGIやKPIを策定し、その改善を正しい順番で取り組んでいくことができれば、必ず会社は伸びていくと思います。
そしてそれぞれには重要なKPIが存在しており、またそれぞれが重なり合うポイントもあるなと思い、こんなフレームワークを考えつきまとめました。これはなかなか有用・便利なので、各事業長やメンバーともシェアしあうと良いのではないか?と考えています。
少し、それぞれの指標について紹介です。
KPIの重なりに兆しを見出すこと
単独指標については、言わずもがな見ていると思います。そしてこれらはどういうサービスをやっているかに大幅依存しますが、
ヒト:採用計画、実採用数、部署別人数などのモニタリングです
モノ:GA・BQなど駆使したデータ分析や、営業指標などの分析をする
カネ:財務三表を中心に、ROEやPERなど上場企業ならではの視点もある
ここはここで深いのですがすでに大量の知見があると思います。今回のポイントは「KPIの重なり」への注目です。重なりにはモニタリングKPIとして役立つ指標がたくさんあるように考えており、特に他社と比較した経済性・生産性(会社はヘルシーに成長できているか)、または健全な成長が実現できているのか?などが非常に透けてみえるなと思っています。
重なりの部分は、以下の4つがあります。
1:モノxカネ:モノKPIとカネKPIをクロスした指標
「1会員あたりの売上」「1会員あたりの粗利」など財務指標とクロスしたマーケ指標推移を見るとどういうカーブで、競合と比べてどうでしょうか? ここが優れているなら広告を思い切り踏む契機かもしれませんし、低減傾向ならば何かリピート対策などのやり方が間違っているのかもしれません。
2:ヒトxカネ:ヒトKPIとカネKPIをクロスした指標
人がクロスされたKPIは、つまるところ人的資本経営の概念です。
「社員1名あたり売上・粗利」この数値が改善していなければ、スタートアップとしては生産性が悪化していると見られてしまいます。「技術投資対売上成長率」どういう期間で取るかなどありますが、投資額に対して適切に売上成長が実現できているかを見ることもできます。他にもたくさんあります。
3:ヒトxモノ:ヒトKPIとモノKPIをクロスした指標
ここも人的資本経営の範囲であるとも言えそうです。
「CSチーム1名あたりの返信速度」「営業1名あたりの受注件数推移」と言った風に「人員あたりの生産性」といったものを指標に追いかけると、ヒトxモノKPIへの跳ね返り=グロースの生産性がよくわかっていきます。
4:3指標の中心:ヒトモノカネKPIを全てクロスした指標
上記の1〜3をさらに掛け算・割り算などすると浮かび上がってくるデータ。
例えばですが、「1名返信回数あたり投下コスト」とかを出せば、「1通の返信に50円かかっていて月間10万通のカスタマーやり取りがあるな(500万円)、これを20円にするにはどういう技術開発をすべき(またはSaaSを入れれば?)なのだろうか?」といった問いが可能になります。
ということで、どうやって情報を分解するか、断面を俯瞰してみるかというフレームワークとしてそこそこ優秀だと思うのでおすすめです😇
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