『マーフィの戦い』
多分、中学生の時に土曜のお昼に放送されていたのを見たのかしら?
ドイツの潜水艦に船を沈められた整備兵のマーフィが使命感とかではなく、ただ怒りの感情から戦いを挑む話。圧倒的な力の差があるにもかかわらずお手製の爆弾やボロのクレーン船で戦うマーフィ、終戦を知らされても一向に戦いをやめない彼が放つ『俺のはまだ終わっていない!』というセリフがこの映画の全てを表している。
最後に悪態をつきながら足掻くマーフィ。彼からカメラが大きく引くと全てが無かったかのように『マーフィの戦い』が終わり消えていく……
あっけない幕切が切なさをより際立たせる。
南米の長閑な風景と彼の爆発的な感情のコントラストが印象的な戦争映画。
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