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「蒼天の王土」刊行記念・隼鷹徒然(3)

「天涯の楽土」取材旅行 2013年5月

1日目: 山口県、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム

砂に埋もれた弥生の里

松江の帰省を終えて、東広島泊&経由でなろう友Fさんの愛車で土井ヶ浜へ。というか国道? 林道じゃん。単線だし、路側帯は削れてるし本当に国道?ナビ嬢まじでこれ国道?(涙目)な国道435号線。林道とか廃道じゃね?(赤い矢印のどこか)

😭間違ったかと悩んでもUターンできないし、対面通行どうすんの? 対向車きたら道路からおちるよ? って、左右の森は鬱蒼としてるしどっか異世界に連れて行かれるかと思った(泣)。高野山に行った時も(マジこれ正しい道路?)ってびびったけど、この時は寿命が縮んだ。

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九州から現地集合のKさんとの待ち合わせに遅れそう😰になりつつやってきました、弥生人の人骨が300体も発見されたという土井ヶ浜遺跡。

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当時のスマホは紛失したので、写真はみなミュージアム公式サイトなど、ネットからお借りしております。

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遺跡を再現した土井ヶ浜ドームは、遺跡好きにはワクワクする埋葬現場。鳥を抱えて埋葬された女性のミステリアスな遺骨は、巫女であろうとは予測がつくのですが、なんせ古代史大好き女三人が集まれば、歓迎してくださった職員さんの説明なんか聞いちゃいない😓勝手に喧々轟々の自説を展開して楽しいこと☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

他に誰もいなくて、ほとんど貸し切り状態だったし💦

副葬品からも弥生人の集落でも地位の高い女性だったことは疑いはない。篠原は買ったばかりのスマホ、ソニーのXperia GOを出して方位磁石を開きました。

「ほら、埋葬地の最北に埋められている! めっちゃ高貴の女性だったんだよ!」

「女王?」

「まさかの卑弥呼⁉️」

弥生人はどこから来たのか、おそらく彼らの来た西の水平線が見える土井ヶ浜に住み着いたであろう彼らが、東の果てに見つけた新天地でどう暮らしていたのか、そんなことに思いを馳せつつ学び、議論し、併設のカフェでお握りを食べた1日でした。

徐福の船の1つだったのかもなぁ( ̄ー ̄)

Fさんとはここでお別れ、Kさんの愛車で関門大橋を渡って九州へ移動。

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篠原悠希(小説家)
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