【食べる魚コレクション004】 クロダイ(チヌ)
食材の知識マガジンのなかで魚に特化したのが「食べる魚コレクション」マガジン。
クロダイ
天然で長崎産で980円。かなり安いと思う。普通は倍くらいするみたい。
分類
スズキ目→タイ科→クロダイ属→クロダイ
名前
和名:クロダイ、黒鯛
学名:Acanthopagrus schlegelii
※Acanthopagrus は「棘のある鯛」の意味。
英語:Japanese black porgy
関西より西では、「チヌ(茅渟、海鯽)」とも呼ばれ、北陸では「カワダイ」とも呼ばれています。
出世魚
関東:チンチン→カイズ→クロダイ
関西:ババタレ→チヌ→オオスケ
形態
全長最大70センチを超えますがよく取られるのは30センチ位のもの。腹顔は白いがその他は黒っぽい。まだいに比べて口が前に突出しています。背びれなど結構鋭くて硬くて痛い(刺さる)。
値段
4月。産地忘れたけど780円。
生息域
北海道北は北海道南部から日本列島朝鮮半島から台湾まで東アジア沿岸域に分布して生息しています。タイ科の大型魚としては珍しく水深50メートルより浅い沿岸域に生息しており、河口や汽水域(きすいいき)にもよくいる。
産卵期
春から夏
生態
環境的効力が高く、 汚染にも強いため東京湾や大阪湾など工業地帯の港湾にも多く生息しています。産卵は春に回帰でおこないます。成魚になると、かなり雑食になり小魚や甲殻類、貝類、海藻類のみならずスイカやみかんまで食べるそうです。成長によっては性転換する魚。すごい!オスからメスに性転換する。
産卵後、小さな時期は総てがオス。15センチから25センチくらいには両性型。満2年まではオスとして機能する。3年目からは雌雄が分かれ、それぞれ成熟し産卵活動をする。また大きくなると多くがメスに分化する。クロダイの仲間はもっとも内湾を好むもので、ときに川を登ることもある。それで各地で「川鯛(かわだい)などとも呼ばれている。
概要
国内、台湾、中国、東南アジアなどの内湾の河口域などに多い魚。浅場や汽水域にいて50cmを超えることから釣りの世界でも人気がある。関西から西では「チヌ」というが、これは大阪湾を「茅渟の海(ちぬのうみ)」と呼んでいて、この湾内に多産する魚という意味合いもある。雑食性でなんでもどん欲に食べることから、嫌う向きもある。東日本よりも西日本で食用魚として重要。瀬戸内海では盛んに食べ、また放流なども行っている。名物料理も多く、瀬戸内海の漁師料理の「ちぬ飯(たきこみごはん)」は豪快で、しかも非常にうまいそう(食べてみたい)。
選び方
触って張りのある。エラが鮮紅色のもの。
旬
秋から初春
食べ方
クロダイは真子・白子が大きくなるにつれ味が落ちる。ウロコはあまり硬くなくて取りやすい。皮は厚くてやや硬い。骨はあまり硬くない。腹膜は黒い。
刺し身
甘い。旨味は少ないが脂がけっこうのっていてねっとした甘さがある。すごく!じゃないけど美味しい。また食べたいと思う。
醤油山椒焼き
魯山人の本を読んで知った醤油に山椒を溶いただけのたれを付けてくれるで焼きました。味が中まで染みないのでもう少しタレをつけてもよかったかなと思うも、おいしかったです。
安いのでありがた味が少し薄い気がしますがそれでも、おいしい気がしますいやおいしい。 大きいけど食いでがあるので、家計に優しい魚です。
この本を見てつくりました。
まだ作っていない料理
•クロダイの刺身
•クロダイの皮霜造り
•クロダイのカルパッチョ
•ちぬ飯南予風
•塩焼き
•バター焼き
•汁
•鍋
•潮汁
•ちぬ飯
参照
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?