【育児】子どもと一緒に作るなら、お菓子よりもぬか漬けがおすすめ (外出自粛期間中に子どもとやってよかったこと その2)
自粛期間中に子どもとやってよかったこと、その2。
*その1は「小学生の息子と同じマンガを読んだら会話が増えた」
お菓子作りは、工程を楽しめたけれど…
長い長い休校の間、ヒマだし息子が喜ぶならという気持ちもあって、一緒にドーナツやパウンドケーキ、ホットケーキやクッキー、カステラを作った。あんこも煮て、どら焼きまで作った。
とにかく時間があったし、なんとなくいつもと違うことがしてみたかった。
実は私は、お菓子作りがそんなに好きではない。砂糖を減らしたり、トッピングを増やしたり、勝手にアレンジするから大体いつも失敗する。
(そして学習しないから繰り返す)
案の定、混ぜ方に問題があったのかドーナツは膨らまず、かりんとうのようになった。砂糖を減らしたせいで、あずきもクッキーも無味。カステラも膨らまず、「ぐりとぐら」のものからは見た目からして程遠いものができた。
味はともかく、材料を量り、ブレンダーで混ぜ、型抜きをするといった工程が息子にとっては実験のようで、それなりに楽しんでいたと思う。
例え仕上がりが失敗しても、おやつの時間に感想を言い合うのもそれはそれで楽しい時間だった。
いつしか小麦粉や強力粉が品薄となり、店頭から消えるのと同時に、息子との甘い蜜月は終わった。
いいことだらけのぬか漬け作り
そんなある日、JAの直売所で「ぬか床」が目にとまった。
すぼらな私でも、時間のある今なら毎日混ぜたり漬けたりできるかもしれない。しかも息子は漬物好き。
購入して帰ったその日から、ぬか床をかき混ぜ、野菜を漬けることが息子の日課になった。
ぬか漬けは本当に美味しくて、息子をはじめ家族みんなよく食べた。
「何が美味しいかな~」と、冷蔵庫を覗いて息子と相談し、きゅうり、なす、にんじん、大根、山芋、色々と漬けていった。
「そろそろにんじん、いいよね」
まず朝起きて息子が気にするのは、ぬか漬けの漬かり具合だった。ぬか漬けはすっかり息子のお気に入りとなり、ぬか床のお世話は日常の一部になった。
・積極的に野菜がとれる
・料理で残った野菜の切れっ端が入れられるので無駄がでない
・おかずの品数が寂しい時に1品かせいでくれる
美味しいだけじゃない、主婦にとってもいいこと尽くしのぬか漬け。
息子とやるお菓子作りも楽しいけれど、アレルギーがある息子の健康面を考えた時に小麦粉や糖分の摂取はやはり気になるところ。
子どもと一緒にやるなら、お菓子よりもぬか漬け作りをおすすめしたい。
~以下、ぬか漬け後日談~
そんなぬか漬けライフを楽しんでいるうち、ぬか床に水分が増え、漬かるのに時間がかかるようになった。
ぬかや塩を足したり、昆布を漬けたりしたけれどなんだか味が違う。食卓に出しても、みんな箸が進まなくなってしまった。
私も息子も、ぬか漬けに対してのモチベーションが急激に下がっていった。そのうち息子の口から漬かり具合を気にする言葉が出ることもなくなり、自らぬか床をかき混ぜることもなくなってしまった。
完全にぬか床から気持ちが離れてしまった。
ぬか床を復活させる術を持たない私の手にはもう追えないと思い、怒られそうだがぬか床は捨ててしまった。
ぬか床を育てることはできなかったけれど、私と息子は自分たちで漬けるぬか漬けの美味しさをもう知ってしまった。
近日中にリベンジしたいと考えている。次はもっと大切にしたい。
外出自粛期間中に子どもとやってよかったこと その1