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歩行のエラー多い場面【2選】
今回は歩行についての話。
歩く時に膝が痛いという訴えがあれば、当然、歩く時にで痛いので歩行の状態を評価しますし、歩行で痛みなどの症状が出ないとしても、歩行を診ることで、関節や各組織へのメカニカルストレスを予測することが出来るため、歩行分析をしないことの方が少ないと思います。
そして、歩行分析をする時にも、何となく観察するよりも、前提として問題が生じやすいタイミングを知っておくことや、それがなぜ生じるかをある程度事前に知っておくだけでも問題点の抽出をする際にスムーズに原因を特定できます。
【過去の歩行コラム一覧】
今回に関しては、歩行分析を今まで以上に見やすいものにするために、歩行周期を通して問題が生じやすいポイントをピックアップして解説をします。
その問題が生じる原因とその対処法やアプローチをする際のコツまで紹介するので参考にして頂ければ嬉しいです(*´∀`)
では、本題にはいります。
歩行を細かく見すぎない
・初期接地(IC)
・荷重応答期(LR)
・立脚中期(Mst)
・立脚後期(Tst)
・前遊脚期(Psw)
・遊脚初期(Isw)
・遊脚中期(Msw)
・遊脚後期(Tsw)
歩行周期を分類すると上記の様に分類することが出来ます。
しかし…
実際に流れるように進む歩行の中で、1場面1場面を切り取って観察することは難しく、ビデオカメラなどで撮影してスロー再生などを繰り返さない限りは、細かくどの場面に問題が生じるかを正確に捉えることは難しいです。
そのため、細かく見すぎないことも大切であって、見ない部分を切り捨てることだったり、もっと大きく分類して見るようにすれば見やすくなってきます。
・遊脚相を評価しない
・立脚前半・立脚後半の2つに分ける
正解は決してないですが、、
実際に自分自身がやっている歩行の見方として、「遊脚相を評価しない」「立脚期は前半と後半に分けて評価する」という2点は普段から意識してることが多いです。(難しくなりやすいので…)
立脚期だけに着目して、さらに立脚期も前半と後半に分けて評価をすることでも、かなり歩行が見やすくなるのでオススメです。
歩行で問題が起こりやすいタイミング
歩行を簡単に見るポイントを上記で解説しましたが…
さらに歩行周期を通して問題が生じやすいタイミングも紹介しておきます。
結論からいうと…
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