🍀絵を描くこと。(運命かな)
もう少し昔からのことを綴らせてください。
私は子供の頃から絵を描くことが好きでした。
学生時代も絵を描くことを趣味にしてきました。
社会人になって絵を描くことも無くなるかなと思っていましたが、何故かイラストや挿絵を描くことになって絵を描くことを続けられました。
病気になって一人暮らしをしていた時にも、出会った友人が偶然なのか絵を描くという共通の趣味で意気投合して楽しく続けられました。
自分から積極的に活動していたわけではなく、自然と描く機会に恵まれたり、同じ思いの人と出会えたり結果的に絵を描き続けていました。
パートナーと同棲する時には絵を描くことをやめていました。実際に絵を描く時間を作ることは出来なくて一年くらいが経っていました。
鬱症状が酷くなって問題行動を起こしてしまい、初めて精神科病院に入院をしました。
ひと月程経って入院生活にも慣れてきた頃、暇を持て余して何気なく本棚にあった漫画が目に留まりました。そこに好きだったアニメの原作本を何作か見つけて懐かしいと思いながら読んでいました。
そんな時にふと登場人物の絵を描いてみようかなと思ってノートに鉛筆で模写してみました。
すると時間を忘れる程楽しくて夢中になって描いていました。
一年ぶりにイラストを描いて、絵を描くことが好きだった自分を思い出したのです。その後は、オリジナルのイラストをずっと描いていました。
ひとりで黙々と描いていると、それまで全くコミュニケーションをとっていなかった他の入院患者さん達から声をかけられるようになって日常会話もできるようになりました。
同棲を始めてからパートナー以外に友人がいなかった私に大切にしたい友人にも出会うことができました。そして、色んな事情や症状を持った方たちが生きるために努力されていることを知りました。
このような入院生活になるなんて全く想像もしていませんでした。
絵を描くということが自分の人生の傍らにはいつもあるんだという運命のような感じを持った体験でした。
退院してから現在は、出来る範囲で絵を描く時間を作ってイラストを中心に作品を描いています。
今回は積極的に創作活動をして行こうと考えています…運命に逆らうことなく。
(↓)入院中に描いたイラストの一部になります。ほとんどは欲しいと言う患者さんたちにもらっていただきました😊