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個人出版(電子書籍とペーパーバック)の適正価格

「文庫本新刊の平均価格800円超え」とニュースで見かけて、自著(個人出版)の価格について考えてみました。

文庫本の文字数は10万〜12万文字。

自著『神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー』は、上巻14万2267文字、下巻14万3406文字です。文庫本の装丁で本棚に並べると(書店の文庫本の棚を想像してみよう)かなり分厚い部類ですね。

平均より文字数が多くて厚みがある…と言うことは、トリスタン文庫版を作ったら確実に平均価格(800円↑)以上になります。

現在、『トリスタン・ル・ルー』Kindle本(電子書籍)は上下巻各550円です。深く考えないで適当につけたのですが、かなりリーズナブルな設定だったようですね。💦

とはいえ、電子書籍は紙代と印刷代がかかりませんから、商業より高くするのはさすがに気が引けます。

そんな風に考えて、自分を納得させていましたが…

なんと、電子書籍(個人出版)の適正価格は1000文字あたり5.55円が相場だそうで。この計算式に当てはめると『トリスタン・ル・ルー』の適正価格は次の通りです。

  • 上巻:789.58185円

  • 下巻:795.9033円

やっぱり、現行価格は安すぎた…!!😱
字数が多くても内容がスカスカだったら価格に見合わないと感じますが、『トリスタン・ル・ルー』はかのアレクサンドル・デュマ・フィス原作(未邦訳の掘り出し物✨)ですから、内容の濃さは折り紙付きで保証できます。
翻訳と翻案(歴史小説なので、馴染みのない部分を加筆しています)が気に入っていただけるか否かの問題です。

なお、ペーパーバック版は、Amazonのほうでページ数やサイズなどを入力すると印刷にかかる諸費用を含めた価格を出してくれて(便利!)最低価格より下回る値段では発売できません。


商業出版の場合、初版1万部です。
量産するおかげで単価が安くなりますが、Amazonのペーパーバックはオンデマンド方式。つまり受注生産ですから単価が高くなってしまいます。

実は、近日リリース予定の『トリスタン・ル・ルー』ペーパーバック版は1400円の予定です。なお、2000円以上購入すると送料無料なので、上下巻を同時に買っていただいた方がコスパがいいです。

高いと感じる方がいるかもしれませんが💦ご容赦ください。
そもそも、Kindle本の価格設定が安すぎたから、よけいに価格差が気になってしまうのかもしれません。

そんなわけで、ペーパーバック版をリリースする時にKindle本(電子書籍)の価格を適正価格近くまで引き上げる予定です。
電子書籍の購入を検討している方は、お早めにお求めください。



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