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メランコリーはただの憂鬱ではなく西洋の美学
年末を控えて本業が非常に忙しいことと、季節的な要因もあるかと思いますが、最近ずっとメランコリックな気分が続いています。
とはいえ、病的な感じではないので心配ご無用。
少し前に、「個人の創造性の源はメランコリー(憂鬱)な感情だ」という記述を見かけました。私が感知できない意識の底のほうで、創作意欲のエネルギーが醸成されているのかなぁ。
ちなみに、メランコリー(Melancholy)は「憂鬱」や「抑うつ」と訳されるのでネガティブな印象を持たれやすいですが、その本質は西洋のルネサンス期に大切にされた美の規範。美意識のことだそう。
日本の「もののあわれ」や「幽玄」に通じる感性とのこと。
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そういえば、シャルル七世の性格について「メランコリー」と「センシュアル」という記述があったことを思い出した。この件を掘り下げると膨大な字数になりかねないので、また別の機会に。
センシュアル(Sensuelle)については、『神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(下)』あとがきのこぼれ話で取り上げています。
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