シャルル・ドルレアン『獄屋の歌』:小さな売り子! 小さなかご!
先日、『7番目のシャルル』でいただいたコメントにお応えして勝利王シャルル七世のいとこ、シャルル・ドルレアンの詩を翻訳するコンテンツを立ち上げました。
シャルル・ドルレアンの詩は、19世紀にドビュッシーが作曲した5作品(既出)が有名ですが、本作は1946年だから比較的最近です。
ジャン・フランセが作曲した『シャルル・ドルレアンの5つの歌(Cinq poèmes de Charles d'Orleans)』からみっつめ——
歴史的な観点(英仏百年戦争の終盤で、作者はフランス王家の重要人物)から詩を深読みするなら、ドビュッシーよりもジャン・フランセが作曲・選出した作品の方がおもしろいと思う。
幽閉された悲劇の王族詩人シャルル・ドルレアン『獄屋の歌』
初見の印象は「にぎやかな市場の詩」
深読みすると、フランスとイングランドとブルゴーニュの交渉と思われ…
「アラスの和約」あたりの裏話っぽい。
*
▼7番目のシャルル、聖女と亡霊の声
※noteのヘッダとアルファポリス版の表紙画像はPicrew「IIKANJI MAKER」で作成したイラストを加工し、イメージとして使わせていただいてます。
▼7番目のシャルル、狂った王国にうまれて【少年期編完結】
※アルファポリス版の表紙画像は離雨RIU(@re_hirame)様からいただいたファンアートを使わせていただいてます。
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
シャルル七世が主人公の小説(少年期編/青年期編)連載中。
関連エッセイ、翻訳などもあります。
いいなと思ったら応援しよう!
最後までお読みいただきありがとうございます。「価値がある」「応援したい」「育てたい」と感じた場合はサポート(チップ)をお願いします。