クリュニー美術館で「シャルル七世時代のフランスの芸術展」
フランス・パリのクリュニー美術館(国立中世美術館)で、シャルル七世時代のフランスの芸術(LES ARTS EN FRANCE SOUS CHARLES VII)を開催するらしい。
期間は3月12日〜6月16日まで。
ゴールデンウィークにパリに行けたら良かったのにー!!
今、フォロワーさんに教えてもらったプレスリリースを見てるんですが
ななんと、2022年に翻訳したデュマ・フィス著『トリスタン・ル・ルー』に登場するエティエンヌくん(Étienne Chevalier)が実在してた。しかも死んでない!
シャルル七世に生涯仕えた人物で、財務長官まで上り詰めている上に、アニエス・ソレルの遺言執行人だったり、聖母に見立てた絵を描かせたり、何かと関わりのあった人のようです。年齢的には、ルネ・ダンジューと同世代。
トリスタン・ル・ルーのエティエンヌは、おそらくこの人がモデルですね。
突然の情報過多に、脳が追いつかない。
エティエンヌの時祷書のほか、ルネ・ダンジューの有名な本もあるみたい。
通常ならフランス各地、果てはニューヨークやロサンゼルスのゲッティ美術館など各地に散らばっている品々が一堂に集まる! いいなー。
クリュニー美術館公式アカウントが、わざわざ専用のハッシュタグを作って展覧会のことを熱心にポストしているので、しっかり全部見たいし、あらためて紹介したい。noteかカクヨムかどこかで…近いうちに!
ちなみに、ポスターに使われている「王冠を持つ2人の天使」は、シャルル七世が使っていた天蓋だそうです。
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。