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変な翻訳はインスピレーションの宝庫
飽きっぽいので、いろいろ並行してやってることのひとつ
ガストン・ボークール著『シャルル七世の歴史 Histoire de Charles VII』全6巻
私訳しながら読み進めている2巻のうち、第6章まで読了。
ジャンヌ・ダルク死去、ラ・トレモイユ失脚を経て、
シャルル七世とリッシュモンが和解して6年ぶりに再会したんですが
なんか、大元帥の様子がおかしい。
下記の翻訳をご覧ください。
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翻訳に使っているAIがどうやら腐っているようだ😂
訳語候補もあかん。求愛、求婚、言い寄る、口説く、接吻する…だって。
この本は小説ではなく、数万件の資料に基づく歴史書なんですがね。
史実でこれは、たまげたなぁ。
6年ぶりの再会ということで、これまでの秘めた思いが爆発するのはわかる。
わかるけど、義弟(シャルル・ダンジューくん19歳)もいるんだから落ち着いてーーー!! 人目を気にしてーーーーー!!!
ガストン・ボークール著『シャルル七世の歴史』2巻・6章まで読了。シャルル七世とリッシュモンが和解して6年ぶりに再会したんだけど、大元帥の様子がおかしいw
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) December 8, 2024
義弟=シャルル・ダンジューもいるんだから落ち着いて! pic.twitter.com/ToHoIoVlX3
きまじめカタブツ大元帥が、国王シャルル七世に求愛するところを想像するとおかしくてたまらない。義弟の反応もすごい気になる。
6年間遠ざけられた反動で熱心に口説いた。
わだかまりを解くために必死だった…と考えればまあ理解できる。
リッシュモンが可愛く見えてきた。
連載中の『7番目のシャルル、聖女と亡霊の声』ではもう少し先の話ですが、歴史創作が史実に負けるわけにいきません。想像力をめいっぱい膨らませたい!
\ここから下は自著とコンテンツの宣伝です/
▼7番目のシャルル、聖女と亡霊の声
あらすじ:不遇な生い立ちの王が百年戦争に勝利するまでの貴種流離譚。
フランス王国史上最悪の国王夫妻——狂王シャルル六世と淫乱王妃イザボー・ド・バヴィエールの10番目の子は、兄王子の連続死で14歳で王太子になるが、母と愛人のクーデターで命からがらパリを脱出。母が扇動する誹謗中傷に耐え、19歳で名ばかりの王に即位したシャルル七世は、没落する王国を背負って死と血にまみれた運命をたどる。
父母の呪縛、イングランドの脅威、ジャンヌ・ダルクとの対面と火刑、王国奪還と終戦、復権裁判。没落王太子はいかにして「恩人を見捨てた非情な王」または「勝利王、よく尽された王」と呼ばれるようになったか。
※noteのヘッダとアルファポリス版の表紙画像はPicrew「IIKANJI MAKER」で作成したイラストを加工し、イメージとして使わせていただいてます。
▼7番目のシャルル、狂った王国にうまれて【少年期編完結】
※アルファポリス版の表紙画像は離雨RIU(@re_hirame)様からいただいたファンアートを使わせていただいてます。
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
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