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テストの振り返りは問題用紙に注目!①
「成績トップ層が実践している、他の子とは決定的に違う勉強習慣」という記事がありました。国語は「日々の習慣」が大事な科目で、特に読解力は一朝一夕で身につけるのが困難。「長文は重要部分に印をつける」「特に接続詞・指示語・要約のタネに注目」とのことです。
記事では、国語を得意教科にした人たちの「決定的な違い」として、「本文を1度読み終わった時点で、問題用紙がものすごく汚れている」と紹介されていました。いわゆる「線引き」が、きちんとできているのです。最近の中学入試は長文化が顕著なため、一読目で線引きができなければ、時間内に解き終わることもできません。
(「国語の『線引き』に正解はある?」をご参照ください。)
皆さま(親御さま)は、お子さまの塾のテストが終わった後、どこを確認しているでしょうか。
【ステップ1】得点と偏差値を見る
【ステップ2】解答用紙と正答率を見る
【ステップ3】問題用紙を見る
算数は細かく見られても、国語では「ステップ1 時々 ステップ2」くらいのご家庭が多いようです。ステップ3までできているご家庭は、賞賛に値します。
問題用紙には、子供たちが制限時間内に全力を尽くした跡が残されています。家では集中できなくても、テスト会場では「あと1点」のために知恵を振り絞っています。どこまで正答に近づけたか、その努力も評価するべきでしょう。
次回は、ステップ3で確認するポイントをお話しします。