国語を制するための3つの習慣?
「国語を制するために必要なたった3つの習慣」という記事がありました。難化・長文化する中学入試への「効率のいい対策方法」として、次の3つが紹介されています。
① 銀本(入試問題)を読書として読む
② 志望校の過去問で本文の長さを確認する
③ 記述問題で△を取る答え方を身につける
読書の効用は確かにありますが、点数アップを目的にすると、読書本来の楽しみが失われてしまいます。6年生ともなれば、休み時間もわずかになってしまうところ、銀本では「息抜き」にならないかもしれません。当ブログの「読書メモ」で紹介している本など、作品の世界に浸って、純粋に楽しんでほしいと思います。
(「読書は『娯楽』、国語力アップは『精読』で」をご参照ください。)
大手塾が学習内容を前倒ししたため、過去問で志望校が求める水準を理解するのは、より重要になりました。例えばSAPIXでは、5年生後期の国語Bテキストで入試問題レベルに到達し、6年生からは(テストも含め)中堅校の入試問題を超えるレベルに当たります。志望校によってはオーバースペックになるので、やるべきことを取捨選択するために、過去問を確認しましょう。
(「受験校選びに『国語の過去問』が有効」をご参照ください。)
記述問題では、線引きから「解答の要素」を見つけ、正しい日本語でアウトプットできるように、繰り返し練習します。その時、大人が書いた模範解答にこだわってはいけません。記述問題が苦手な子供には、大人が辛抱強くアウトプットに付き合うことが大切です。
(「記述問題は『話す』ことから始めよう」をご参照ください。)
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