ヒエラルキーとは。
最近、参考にしている経済系発信者二人(男女)
からヒエラルキーにまつわる話題が出た。
ヒエラルキーとはドイツ語で「階層や階級」を
意味しており、日本でもドラマの題材になる
スクールカーストにも通じるものがある。
私の幼少期を振り返ってみれば、毎日のように
遊んでいたのはご近所の同級生で幼馴染だったし、住んでいる土地柄というか地域性というか、
わりと「お父さんはサラリーマンでお母さんは
専業主婦」みたいな家庭の子供たちが周囲に
多かった気がする。
近年、メディアで見かけるようなスクールカーストらしきものが発生したのは、高校生になった
くらいの頃だろうか?
何れにしても「カースト」を強烈に感じたりする場面にあまり遭遇しなかったので、まあまあ平和な高校時代を送っていたのかも知れない。
それにしても我が子が生きる現代社会が作り出した「スクールカースト」という仮想身分制度のなんともめんどくさいことか。
ちょっと聞きかじった所によるとママ友にも
カーストがあるらしく、私みたいに群れることが苦手な人間にとってはまさに「一線引きたい」
世界観なので、君子危うきに近づかずとばかりに、自分が四十路で周囲より高齢なのを理由に
積極的にママ友づくりもして来なかった。
今年、小学一年生になった双子の学校参観日も、
ひとりでふらりと寄って適当な時間で引き上げようと考えていたら二十代の頃に知り合った同世代の友人に声をかけられ彼女の息子さんが、
娘たちと同学年ということもあり、いきなり
「お互いの青春時代を知る親しみを持てるママ友」が出来るという機会に恵まれた。
私は彼女が現在のパートナーと結婚に至るエピソードを覚えているが、彼女は私が20代後半に初めて結婚を考えた相手と別れを選んだ時期に知り合ったことを覚えているだろうか?
何れにしても同世代で母業をしているママ友がいるというのは、心強いというのが正直な気持ち
でもある。
冒頭のヒエラルキーやカーストの話に戻ると、
あくまでもアメリカの事例だがいわばスクールカーストでトップと言われるフットボールの花形選手や、チアリーダーといった人たちが「社会」
に出た時、どのような職業についているか?
についての話題だった。
具体的な事例としては、ホワイトカラーとして高所得を得るような仕事をしたり、社会にイノベーションをおこすほどの事業を興したりするのは、学生時代にカースト下位だった「オタク」と呼ばれる人たちであるという話題も大変興味深い事実だ。
これらの事例はあくまでもアメリカの話だけど、
私が詳しく知らないだけで日本でも多かれ少なかれ似たようなことは起こっていると思う。
ヒエラルキーもカーストも、いわば小さなコミュニティに所属する「井の中の蛙」で生きる人たちが勝手に決めた身分や階級にすぎない。
私が出来ることは我が子がそれらの世界に巻き込まれないように「君子危うきに近づかず」スタイルを貫くか、もし巻き込まれそうになったら我が子の環境自体を変えることくらいだと思う。
「勉強」や「習い事」以外にも考えることが
たくさんあるのが親業だと、つくづく思う。