滋養となる時間。
今年の夏は猛暑だとニュースが告げる。
天気予報士が発信するソーシャルメディアでは、
気温の高さを色分けした分布地図が掲載され、
「命の危険に関わる暑さ」
だと、日々、その地域に暮らす人々に注意を促す
警告色で報せてくれる。
沖縄は亜熱帯の島だけど、四季の変化ははっきりと感じる。
日中はそれなりに暑いし、本州に比べて紫外線と日差しが強烈なのが、沖縄の夏の特色だ。
しかしながら、十年ほど前から沖縄は
「日本の避暑地」
だと言われ始めていた。
真夏40度まで気温の上がる本州に比べて沖縄は紫外線は肌を刺すように強いが、木陰にはいれば涼しい風が吹くし、本州のように地面からじわりじわりと地熱が伝わるようなジットリとした暑さに身悶えることは少ないのが理由だった。
今年の夏は台風の当たり年なこともあり、天候は災害レベルの事態を常夏の島にもたらしたけど、
九月初旬の現在は夕暮れ時の風の心地よさに釣られて、つい散歩がしたくなるほど快適だと個人的には感じる。
今日も我が子と散歩がてら公園に行ってみると、
沖縄でよくみる大きい葉っぱと広がる枝ぶりの
樹木が、しっかりとした影をつくって公園で無心にあそぶ子ども達を日差しから守ってくれた。
もちろん、影を出たら普通に暑い。
「まだ、夏だったなあ…」
と、しごく当前のことを感じながら公園の遊具で
遊ぶ子ども達を見守る。
こういう時間が自分自身の滋養となり日々の活力になることを、満面の笑みで交互に私に駆け寄る双子を抱きしめるたびに感じている。
それは多分、毎日ルーティンワークで働いているからこそ、あらためて感じる「子ども達との時間の重要性」なんだと、最近の私はしみじみ思う。
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