店長のノリと勢い
店長のノリと勢いは、小売業に欠かせない要件である。
と、個人的感覚統計に基づき断言したい。
お会いしてきた数々の店長、マネジメントの方法はそれぞれですが、うまいなぁ。と感心するのは店舗の「空気」を演出できる方々です。
新商品が入荷してきて、誰が1番に販売成功するか。
販売の得意なスタッフ、該当商品のカテゴリー担当···ではなく、
「今日、私が1つめを販売する!!」と何の根拠が無くても宣言してしまうノリと勢いは最大の力ではないでしょうか。
そんなことを実際に体現している店長と話していると、周囲の方々も協力したくなったり、様子が気になるから店舗に出向く機会が増えたりと、活気ある店の循環が店舗内外に発生していることがわかります。
店長の仕事とは、スタッフの力を借りて店舗運営をすること
当たり前のようですが、店舗メンバー(スタッフ)の力を引き出すことは容易ではありません。ましてや、頑張り屋の店長こそ”自分で何とかしよう”と踏ん張ってしまうことも多いものです。
ちょっと気張りたいのは、”みんなのきっかけづくり”を促す起爆剤になることだと思います。
I店長は私が出会ってきた店長の中で素晴らしく優秀で、部下はもちろん社内の上層部の方からも厚い信頼を得ている方です。店長歴も長く、困っていることや悩むことなんて無いのだろうと数年思っていました。実際には、日々色々と悩み考えながら店長業務をしていることがあったことには驚きましたが、まさにノリと勢いを備えた方なのです。
とある新商品
なかなか容易には販売できるものではありませんでしたが、朝礼で店長自身が「今日、私が売ってみせます!」と宣言。
その後、何とビックリ!
アルバイトスタッフの方が、販売に成功し、店舗第一号になったそうです✨
実際に販売しなければ・・・という責務を全うする意気込みも大事かもしれませんが、まずは言葉にしてみる。行動しかけてみる。といったことも効果的なマネジメントだと学ばせてもらいました。
I店長自身もまた一歩成功体験を積み重ね、さらにシンカされている様子が傍から見ていて嬉しい7月でした。
今月もステキなエピソードに出会えることを楽しみにしています!