接客ロールプレイング大会対策として
接客サービスや店舗のマネジメントを中心に、研修やアドバイスなどを担当しております。
商業施設で実施される「接客ロールプレイング大会」や企業内で接客力を上げるための練習方法としても接客ロールプレイングを取り入れていらっしゃるところも多数あると思います。
役割演技法という練習方法なので、その延長が「接客ロールプレイング大会」ということなのですが、つい大会で結果をどうだすか!ということで、出場される方だけが練習したり、プレッシャーに押しつぶされそうな面も見てきました。
接客ロールプレイングはあくまで仕事のスキルをあげるために行うものであり、接客する側(提供する側)=従業員役をすることだけが、重要ではありません。
私は「お客さま役をリアルにできる人こそ、接客のスペシャリストになれる」とも表現することがあります。
それだけ、お客さまを理解できている表れであると考えるからです。
とはいえ、大会ならば「結果を出すこと」も必要です。
接客ロールプレイング大会は大会です。審査基準があり、審査員が存在し、お客さま役も同業メンバー同士ではなく、もっとリアルなお客さまに近い専門の方が行ってくださることもあります。
出場される方は、そこを忘れないようにしましょう。
接客には接客する側の人柄や個性といったことも大いに魅力的ですし、印象に残るスタッフの方は様々な場面で遭遇します。なぜか、お客さまからの評価・評判、ファンになってもらうスタッフなのに、大会に出ると予選落ちをしてしまう方がいらしたら、もう一度「審査表」「審査基準」「大会の目的」「大会の主催者」を確認してみてください。
ご自身がされている接客サービスは、「大会」の求めている姿であるか?という他社・他者目線も重要です。
もう1点は、自社・自店のメンバーとだけ接客ロールプレイングをしていても気づけない強みと弱みがあります。
外部の方に協力をしてもらえる機会があれば、いつもとは違った視点でアドバイスをもらうことも突破できるチャンスになります。
ロープレ大会に出る目的は何か?
そして、どうなりたいか?を一度整理してみて、対策をしてみるのもお勧めです!
日々の忙しい中、更にもう一歩前進しようとしている、そのお気持ちだけでも素晴らしいと思っています。
その気持ちが結果に結びつきますように。