朝カラオケの爽快感を知ってしまった記念日。
こんにちは。桜小路いをりです。
先日ふと、「カラオケ行きたい」と思い立ちました。
それ自体はわりとありがちなことなのですが、そう思ったのが土曜日の夕方。
休日料金はお財布に痛い……という気持ちとしばし格闘した結果、翌日の日曜日、まねきねこの「朝うた」に行くことに。
「朝活」という言葉を使うには少し遅い9時頃に受付をして、きっかり2時間、ひとりカラオケを楽しみました。
ワンドリンクの注文で、室料込みで600円くらいで歌える、というお得感がお目当てだったのですが、ちょっとハマりそうです、朝カラオケ。
カラオケそのものは比較的いつも通りだったのですが、「朝カラオケ」の醍醐味は、その後でした。
思う存分歌い終えて、お会計を済ませてカラオケを出ても、まだ午前11時。
お昼前の爽やかな空気と、さっぱりした日射しに伸びをしながら、思わず「すっきりした〜」とつぶやいてしまいました。
もちろん、カラオケはどんな時間に行っても楽しいけれど。
カラオケに行って、思う存分歌って、それでもまだ1日の時間が余ってるって、めちゃくちゃ贅沢なんじゃないかなと思います。
しばらく、晴れた休日は「朝カラオケ」に勤しむことになっちゃいそう、というわけで、この前の日曜日は、「朝カラオケの爽快感を知ってしまった記念日」になりました。
「記念日」って、最後にくっつけるだけで特別感が出るから、実は好きな言葉です。
俵万智さんの『サラダ記念日』と同じ……なんて言うと、おこがましいですが。
「記念日」という言葉にある、ちょっとキュンとして、思わず頬を緩ませてしまうような響きがすごく素敵で、タイトルに入れてみました。
朝カラオケ記念日。
うん。我ながら、心踊るネーミングな気がします。
これから朝カラオケに行くたび、この記事を思い出しそうです。
今、こうやって文字を打っているときの弾むような気持ちも。
今、YouTubeで流している、SixTONESの「音色」も。
「記念日」と名付けることで、流れていく記憶が押し花みたいに形に残って、それをよりいっそう大切にできるような。
他愛のない「記念日」をたくさん増やしていけたら、日常がより鮮やかに、素敵になっていきそうです。