異文化オタクの“香港”の歩き方
香港を旅していて面白かったのは、ほんとに繁体字使ってる!ということと、広東語全然聞き取れない!ということ。
まあ、当たり前だけど笑
でも、中国本土に慣れ親しんだ身としては、この「違い」はめちゃくちゃ面白かった。
なんなら香港旅の中で一番テンションが上がったかもしれない😂
最初に見たのは、エアポートエクスプレスのホームの案内表示。
空港を意味する“机场”が“機場”でしっかり繁体字で書かれているのはもちろん、“青衣”のルビも“Tsing Yi”で広東語発音基準。
ちなみに、“青衣”は中国標準語の普通话では“Ching Yi”と発音する。
広東語と普通话はもう別の言語だと思ったけど、けっこう似てるところもあるんだな〜と。
九龍は“Kowloon”と“Jiu Long”であんまり似てないけど笑
香港駅に着くと、地下鉄各線の案内表記があった。
使われているのはもちろん繁体字。
“綫”の字は日本でも常用外漢字扱いで、書かれているのを見るのはなかなか新鮮。
あとから調べてみて分かったのは、本土で使われている簡体字は意外と歴史が浅かったこと。
中国共産党が本土の実権を握った後、国民の識字率を上げるために文字を簡略化する政策を行ったらしい。
だから、国民党が逃げ込んだ台湾や、イギリスの植民地になっていた香港は繁体字なんだと納得。
エレベーターの方に行くと、また気になる案内表示。
“的士”でタクシーみたい。
普通话でタクシーは“出租车”と言うけど、香港では的士なのは興味深い。
的士の発音は何となく英語のTaxiに似てるいて、イギリス宗主国時代の影響なのかな、とか思った。
ちなみに、調べてみると本土の南方地域でも、的士と言う場所があるみたい。
あとは、駅ホームや電車内でのアナウンス。
これが広東語→普通话→英語の順で3回流れるのが面白かった。
電車内でも次の駅が近づく度に3回流れるもんだから、アナウンス忙しいなーと思いながら聞いていた😅
そんな感じで、文化・歴史、語学好きとしては、本土と香港の違いを肌で感じるのはかなり面白かった🌏
マカオも香港から橋を渡って行けるらしいし、また旅してみたい。