心馳 | 自分らしく生きるお手伝い

「世間の”アタリマエ”や”ジョーシキ”に捕らわれず、自分らしく生きたい」 自分がそう在るための備忘録として、日々感じたことを綴ります。 どこか生きづらさを感じる人に、少しでも希望を届けられたら嬉しいです。

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最近の記事

社交不安障がい者が旅をする。#30

無料で観覧できる博物館に行ってみた。 館内に入ると、スタッフの女性に案内されるままスマホからフォームを入力し、ロッカーに荷物を置いた。 1階に上がると、テクノロジー分野に関する展示がされていた。 マレーシアでのインターネットの利用率や、キャッシュレス決済の歴史などが学べた。 「ATMって、1968年に発明されたんだ」 現地通貨を引き出す際に使っているATM。 それがなければ、クレジットカードを使った海外キャッシングもできなかった。 クレジットカードが発明されたのも、同じ

    • 社交不安障がい者が旅をする。#29

      バンコクで走っていたボロボロの赤いバスなんて、ここでは走っていなかった。 見かけるのは最新式のきれいなバスだけだ。 もちろんエアコン付きの。 さらに歩くとモスクが見えてくる。 この国に来てから、特に田舎のPadang Besarでは、多くの女性がヒジャブを着けていた。 この国がイスラム教を信仰する人が多いことがよく分かる。 仏教国のタイに対して、マレー半島を1000キロ南下すると、文化も宗教も何もかも違っていた。 タイでは町中に見られたワットも、ここでは見ることはないのだ

      • 社交不安障がい者が旅をする。#28

        電車に乗るため夜も開けきらない時間に目を覚ました。 と言っても、スマホの画面には5:30と表示されている。 日本にいた時は6時くらいに起きるようにしているから、この日が特別早起きという訳でもなかった。 それでも強烈な眠気の中歯を磨いているのは、体感ではまだ4:30だからかもしれない。 外にいる野良のニワトリは朝を告げているが、外はまだ真っ暗だ。 バンコクから1000キロ南下したとは言え、タイ時間では1時間遅い。 そのタイムゾーンがここでも適用されているような気がした。 「

        • バンコク→クアラルンプール | タイからマレーシアまで電車旅してみた

          タイ国鉄のSRT(寝台特急)と、マレーシアのKTMでバンコクからクアラルンプールまで電車移動してみましたので、その時の様子をご紹介します。 乗った路線今回乗ったのは、タイ国鉄SRTとマレー鉄道KTM。 タイ国鉄の南部路線はバンコク始発、タイとマレーシアの国境の街Padang Besarで終点です。 一方、マレー鉄道はPadang Besarから首都クアラルンプールまで結んでいるようです。 そのため、国境の街Padang Besarで電車を乗り換えてクアラルンプールまで向

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        記事

          社交不安障がい者が旅をする。#27

          バンコクから16時間かけてマレーシアとの国境の街Padang Besarにやって来た。 ここからマレー鉄道KTMに乗り換えクアラルンプールまで向かうつもりだ。 しかし、着いた日と同日のチケットが完売していたため、この街に1日滞在することにした。 KTMのチケットが完売していたことを知った時、すぐにマレーシア最大の街に向かえないという落胆もあった。 だがそれ以上に、「タイとマレーシアの国境の街」という、未知しかない場所を冒険できるというワクワクの方が優っていたのだった。 .

          社交不安障がい者が旅をする。#27

          社交不安障がい者が旅をする。#26

          電車は予定の時刻通りに動き出した。 年季は入っているが、お手洗いや洗面所、食堂車も完備されていた。 これで800バーツ(4000円弱)くらいなのだから、破格だろう。 スマホをいじる気にもならず、ぼんやり車窓から見える景色を眺めていた。 電車はタイの田舎を走っている。 田舎とはいえ、大きな道路に街灯もしっかり整備されていた。 カンボジアでは見られなかった景色だなと思い、この国の発展ぶりが感じられた。 . 2時間くらい走ると、スタッフのお兄さんがベッドメイクをしに各座席を回

          社交不安障がい者が旅をする。#26

          社交不安障がい者が旅をする。#25

          午前10時。 買い出しに行こうとしばらく歩くと、大粒の雨に降られてしまった。 あいにく雨具は持っていない。 仕方なく歩道橋の下で雨宿りをしていると、同じように急な大雨に見舞われた原付のドライバーたちも、雨宿りにバイクを停めてきた。 「なるほど、みんなこんな感じで雨宿りするんだな」 熱帯という気候上、スコールは珍しくない。 現地の人は、急に雨に降られても焦らず雨宿りするんだなと思った。 そういえば、この街の電車やバスに時刻表などといったものはなかった。 誰もが「待ってれば

          社交不安障がい者が旅をする。#25

          タイ | バンコクのバスの乗り方

          この記事ではバンコクのバスの乗り方を解説します。 バンコクにはタクシーやトゥクトゥク、BTSやMRTなどの電車もありますが、安く移動したい場合はバスがおすすめ。 各交通手段のメリット・デメリットタクシー、トゥクトゥク、Grab 観光客にとっては定番の移動手段でしょう。 しかし、料金が高くなりがちなのがネック。 さらに、バンコクの道路は渋滞がひどいので、巻き込まれるとなかなか進めません。 場合によってはGrabバイクが一番早く着くかも。 電車 電車は主に2種類。 モ

          タイ | バンコクのバスの乗り方

          社交不安障がい者が旅をする。#24

          ワクチン接種の副反応でだるさを感じていたので、安静にして過ごすことにした。 とは言っても、ずっとホステルにいたいという気分でもなかった。 お昼時、近場のショッピングセンターのフードコートにランチを食べに出かけた。 注文したのはトムヤムスープ。 タイに来てからまだ一度も食べていなかった。 ベトナムで出会ったタイ出身の彼からも、Tom Yamをおすすめされていたので、試してみようというわけだ。 食べてみると程よい辛さだった。 もやしなどの具材と練り物が入っている。 中には今

          社交不安障がい者が旅をする。#24

          「学んだ方がいい」ことなんて存在しない

          学んだ方がいいことなんて、この世界には存在しない。 ある人は言った。 「英語を学んだ方がいい」 「中国語を学んだ方がいい」 その裏には、英語は世界の公用語だから、中国人は人口が多いから、と言う理由が隠されているのだろう。 だけど、頭で尤もらしい理由をこじつけて得たものに、あなたの人生を「真に」豊かにするほどの価値があるだろうか? タイを旅して、タイって面白い国だと思った。 それがあってタイ語を勉強しようとしたら、 「タイ語なんてタイでしか話されないんだし、勉強するだ

          「学んだ方がいい」ことなんて存在しない

          社交不安障がい者が旅をする。#23

          僕には最近、ハマっている音楽がある。 2NE1の「lonely」だ。 10年以上前にリリースされたこの曲にハマったのは、旅のおかげだった。 ベトナム、ホーチミン市に滞在している時、ふらっと立ち寄ったショッピングセンターでBGMとして流れていた。 何となく耳に入ってきた曲に、なんかいいなと思い、楽曲検索アプリで辿り着いたというわけだ。 そうして、朝食を食べながらふと、この曲をまた聴きたくなってYouTube を開いた。 韓国語なんてさっぱり分からないのに、それでも僕の心を

          社交不安障がい者が旅をする。#23

          社交不安障がい者が旅をする。#22

          バックパッカーがタイを訪れたら行かなければならない場所がある。 カオサン通りだ。 例に漏れず、僕もこの通りには行きたいなと思っていた。 まあ、僕の場合は北京で叔父から小さなキャリーケースをもらってしまい、バックパック一つでの旅ではなくなったのだが。 そういったことで、この日は特にmeetupの予定もなかったので、ついにカオサン通りを歩いてみようと思った。 身支度を済ませ、カオサン方面に向かうバスに乗り込んだ。 バンコクのバスは色によってグレードが異なる。 一番安いの

          社交不安障がい者が旅をする。#22

          社交不安障がい者が旅をする。#21

          この日もmeetupに参加する予定にしていた。 昨日参加したものよりも、英語とタイ語のlanguage exchange にフォーカスしたイベントだ。 参加していたのは、英語ネイティブのおじさまやおばさまたち、タイ語ネイティブのお姉さんたちだった。 タイ語ド初心者の僕は、おじさまおばさまと一緒にビギナーグループに割り当てられた。 一緒にタイ語学習に付き合ってくれたのは、イベント主催者のお姉さんだった。 彼女は普段、英語の先生をしているようだ。 「クン チェウ アライ?

          社交不安障がい者が旅をする。#21

          社交不安障がい者が旅をする。#20

          バンコクに来て1週間が経つ。 ベトナム滞在中にタイからの旅人と仲良くなって以来、飲食店の店員さんなどと会話する以外で、誰かと話すことをしていなかった。 「誰かとラフな会話がしたいな」 同じように、新たなつながりを求める人と繋がりたいという気持ちが強くなっていた。 日本にいた頃、よくmeetupに参加していた。 カフェやバーで、様々な国からやってきた人とおしゃべりするという催しだ。 こういったイベントに参加する人の目的は主に3つ考えられる。 出会いを求めているか、英語を話

          社交不安障がい者が旅をする。#20

          社交不安障がい者が旅をする。#19

          バンコク滞在6日目。 観光名所として最も有名であろうThe Grand Palace やワット・ポーを見に行こうと早めに宿を出た。 前者は15:30で閉館してしまうため、今日見にいこうと決めていたのだ。 バスに乗ること1時間。 昼間でもバンコクの道路は混雑してるんだななどと思いながら、目的地に到着した。 泊まっている宿が観光地から少し離れた場所にあるせいか、その辺りで観光客を見かけることは少なかった。 だが、さすがはバンコク随一の観光地。 至る所にヨーロッパから来たであろ

          社交不安障がい者が旅をする。#19

          「孤独」が真に豊かな人生を作る

          あなたは、日常の中に孤独があるだろうか? 多くの人は孤独に対してネガティブなイメージを持っているかもしれない。 だが、僕ははっきりと断言できる。 孤独こそが真に人生を豊かにすると。 人間にとって重要な欲求 人間にとって重要な欲求の一つに、孤立感や虚無感から逃れたいというものがある。 我々がまだ狩猟採取によって生き延びていた時代、人間は個としては非常にか弱い存在だった。 そのため、我々は一つの生存戦略をとった。 集団で行動するという戦略だ。 それにより自分たちよりも強大

          「孤独」が真に豊かな人生を作る