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ビジョンを持つ必要性

数年前までの自分は、「ビジョンなんて形だけじゃん」と思っていたことを白状いたします。

《ビジョン無き世界》

大義を為す過程では、ほぼ確実に心折れる場面に直面します。ティッピングポイントに到達するまで何も変化が起きない時期が長く続きます。たくさんの誘惑が妥協へ誘います。重みが51:49の決断に直面します。

それがチームでの取り組みであるならばチームワークに乱れが生じます。

困難に耐えてでも何かを実現したいのであれば、実現したいことへの強い信念が必要です。それをビジョン(辞書によると、未来像・理想像と訳します)と呼ぶことにします。

《こんなことがありました》

例えば、新卒採用。
初めて学生に出会った時から、その学生が入社するまで長いと2年かかります。何も変化がない時期がほとんどを締めます。
2年あると担当者個人のやりたいことも変わっていきます。
2年間、ずっと同じことに向き合うのは強めの志がないと続きません。

例えば、新規事業開発。
以前、マイナンバーを取り扱う新規事業を作ったことがあるのですが、企画〜仕様の詰めで約1年、営業活動〜顧客導入〜安定運用で約1年(合計2年)かかりました。
この中で、主管部門が途中で匙を投げたり、社内政治により取組みが鎮圧させられそうなこともありました。

例えば、子育て。
妻と私お互い良い家庭を作りたい、子供に幸せになってほしいのは一緒なのに喧嘩ばかり。

私が鋼のメンタルの持ち主なので(笑)どうにかなっているですが、今思うとビジョンを最初に決めて取り組めれば、もっと再現性もって折れない計画を作れたのかなと思っています。(今は決めるようにしています)

特に、リーダーたる人は人一倍(体感値は10倍)胆力を必要とします。
強く自分自身が共感できるビジョンなくして難しい決断をし続けることはできないでしょう。

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