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TaskChuteCloudを日々使っている私の「やる気」と「モチベーション」の捉え方。

こんにちは。田中新吾(通称:タナシン)と申します。

タスクシュート認定トレーナー養成講座の第一期生で、最近は自分らしい時間的豊かさを日々追求しております。

愛用品はTaskChuteCloud(Web上で動くタスク管理ツール)。

PC版ですと以下のような見た目をしているアプリケーションです。

https://blog.taskchute.cloud/

利用歴はざっくり4年くらい、といったところでしょうか。

今やもうTaskChuteCloudが無い人生なんて考えられない。

「No life No taskchutecloud」です。

前回は「見えなくする化の重要性を噛み締めている」という記事を投稿しました。

今回はまた別の切り口で「TaskChuteCloudを日々使っている私の「やる気」と「モチベーション」の捉え方」ついて書いてみたいと思います。

「他の人のやる気やモチベーションの捉え方は知りたいかも」

こんなことを思った方にオススメの記事になっていますので、もしよければ最後までお読みいただければ嬉しいです。

やりはじめる前に「やる気」は出ない

やりはじめないとやる気は出ない

これは脳研究における大発見だと私は思います。

ベストセラー本となった「海馬」の著者で脳研究者の池谷氏に依れば、脳の中にはやる気を生み出す「側坐核(そくざかく)」と呼ばれる場所があり、この部位が活動すればするほどやる気が出る仕組みがあるそうです。

やる気を生み出す脳の場所があるんですよ。

側坐核(側坐核)と言いまして、脳のほぼ真ん中に左右一つづつある。

脳をリンゴだとすると、ちょうどリンゴの種みたいなちっちゃな脳部位です。

ここの神経細胞が活動すればやる気が出るのです。


「じゃあその部位に活動してもらえばいいじゃん!」と考えるわけですが、ここで知っておくべき重要な話があります。

側坐核には「刺激を与えられないと活動しない」という厄介な面があるということです。

要するに、外部からの刺激を与えなければ動きださないと言われる長寿遺伝子のように、普段はやる気はぐっすり眠ってしまっているのだとか。

だからこそ側坐核に活動してもらうためには、私たちの方から刺激を与えて、眠りから目覚めさせてあげる必要があるのです。

その刺激になるのが「やりはじめる」というもの。

「やりはじめる」を刺激として受けた側坐核は、やっているうちに自己興奮をしてきて、集中力や気分が高まり、その作業に見合ったモードへと変わっていく。

これが「やる気が出る」の仕組みです。

この知見は「掃除をやりはじめるまでは面倒くさいのに、一度掃除に取りかかればハマってしまい気付いたら部屋がきれいになっていた」というような、誰もがもっているであろう経験と重ねれば多くの人が納得のいくのものではないでしょうか?

そして以上のようなことから、

「やる気を出すにはどうしたらいいですか?」

という質問に対して、脳研究の見地からのアドバイスをするとすれば、突き詰めると「実際にやりはじめてみなさい」といったものになるそうなんです。

ゆえに「なんかやる気が出ないんだよなあ」という悩みもこの知見を持っていれば解決されてしまうはず。

やりはじめる前にやる気が出ないのは当然のことだから。

モチベーションは本質的にはとても不安定

そして「やる気」の話をする際に混同されやすいのが「モチベーション」です。

これまでに混同されている複数人の方と会話をしたこともありますし、その手のweb記事もときどき見かけます。

しかし、私の経験則ではこの二つの違いは明確です。

結論から言ってしまいますと、

◎「モチベーション」は行動する前の動機付け

◎「やる気」は行動を継続していく力

モチベーションという言葉は辞書を引くと「動機付け」とあり、言い方を変えると「その行動をとりたい!」と思う気持ち、となるのではないでしょうか。

そして「その行動を取りたい!」と思う場合は大きく二つあります。

モチベーションの出どころが外発的か内発的かという分かれ方です。

例えば、仕事で大きな受注した時、上司を含め周囲からたくさんの称賛を浴びることでしょう。

称賛を浴びた自分は「また次も仕事を取りたい!」という気持ちが生まれます。

一方で、Youtubeで、植松努さんの「思うは招く」や、武井壮さんの「大人の育て方」を観ると「自分も頑張らなきゃ!」という気持ちが内からムクムクと湧き上がってくる人も多いのかもしれません。

こういうものが「外発的モチベーション」です。

これに対して「自分はこうなりたい!」という欲求や目標「これは面白そうだ!」といった好奇心など、自分の内から生まれるモチベーションもあり、これらは「内発的モチベーション」として分類されます。

いずれにしても、モチベーションはあくまでも行動を起こすための動機付けであって、動き出した自分の行動を継続させるためのものではないという点で同一。

「やる気」との関係性をあらためて示すとすれば、やりはじめるためにはモチベーションが必要で、モチベーションによってやりはじめることができるからやる気が出て行動が継続できる、となるわけです。

ただしモチベーションがなくとも、とりあえず手を動かしたりしていればやる気はでてくるため、行動の継続にモチベーションは絶対に必要というわけでもありません。

それに思うに、モチベーションは本質的にはとても不安定なものです。

例えば、お腹が痛い、頭が痛い、夫婦喧嘩をした、友人関係がうまくいっていないといった日常から影響を受け、わりと簡単に失せてしまうことから、やりはじめる部分をモチベーション頼みにしておくのは結構危ういです。

そういう意味でも「やりはじめればやる気は出る」の方は、非常に役立つ知見と言えるのではないでしょうか?

「やめ時を決めておく」のも「やる気」を出す上ではとても重要

私が「やりはじめればやる気は出る」という知見を知ったのは2021年のことでした。

しかし「やりはじめるから集中できて、そうなるといくらでもやれる」という経験を、小学生の頃から今になるまで何度も何度も経験していたため、知った時の納得感は極めて大きなものでした。

実践と理屈が一致した瞬間です。

やる気が出る仕組みが腹に落ちてからは人生をコントロールしている感覚も向上。

それと同時に「やる気が出る」ことの負の側面も明確に分かりました。

やる気を生み出す脳の側坐核は、やりはじめて一度自己興奮をすると止まらなくなってしまうというものです。

アイザック・ニュートンが発見した運動の三法則の一つによれば、動いている物体は動き続け、止まっている物体は止まったままでいます。

これは「慣性の法則」として知られるものです。

ニュートンのいう「物体」とは惑星や振り子といった物理的なものですが、脳にも同じくこの法則が当てはまると言えるのではないでしょうか。

やめ時がわからなくなった脳はいくらでもやれてしまう。

池谷氏によれば「脳は疲れない」わけですからそれでもいいのかもしれません。

しかし、私たちの身体はやればやるほど疲れていきます。

やり過ぎればどこかにガタがくるのは明白。

だからこそ、やり出す前に「やめ時を決めておく」のは「やる気」を出す上でとても重要だと思うのです。

例えば、何かのタスクを処理しようと思った時は時間を決めて通知がくるようにセットしておくなどは非常に有効。

そうでもしなければ自己興奮した脳に、大事な身体を知らず知らずのうちに蝕まれてしまうこともあります。

スイッチオンになったやる気のエネルギーは本当に凄いものだから。

思うに、やめ時は決めておくが間違いありません。

習慣の力(ルーチン)を利用してやりはじめる

最後は、以上の考え方をふまえた上で私が日々どのように「TaskChuteCloud」を使っているのかについて話をしておしまいにしたいと思います。

以下はこれまでの話のまとめです。

◎やる気はやっているうちに発生してくる。逆に言えばやりはじめるための力にはならない

◎モチベーションはやり始める動機にはなるが、不安定であるため頼りにするのは危うい

では一体私は何を頼りにしているのか?

その答えは「習慣の力」になります。

タスクシュート的に言えば「ルーチン」です。

以前の記事にも書いたとおり、私の平日の「7:00〜9:00」のセクションの中には以下のルーチンが設定されています。

🔴モーニングルーチンを行う(30分)

🔴昨日のログをレビューする(10分)

🔴日記を書く(10分)

🔴今日のプランを作る(10分)

🔴記事の執筆を進める(25分)

🔴noteの執筆を進める(25分)

いずれも平日は毎日毎日このルーチンがプランに自動で現れるようになっているのです。

そして、朝起きた私は起床とともにモーニングルーチンから順々にスタートボタンを押してはそのタスクを実行していきます。

何となく分かるとは思いますが寝起きなので、やり始めるためのモチベーションは皆無です。

やっていないのでやる気は当然ありません。

なのですが今のところは基本的に問題なく、毎朝プランに沿ってタスクをやりはじめることができています。

そして、やっているとやる気がムクムクと出てくるのでほぼ予定通りの時間、プランを実行することができています。

これはもう「習慣の力(ルーチン)」に他ならないと思っています。

やるのが当たり前だからやりはじめる。

それ以外には特にないのです。

タスクシュート時間術においては、ルーチンを使っていると「自分の中にロボット(自動でタスクを実行する存在)が育つ」という考え方をするのですがまさにこれ。

この他の時間帯においてもルーチンを設定し、やる気やモチベーションに頼ることなくルーチンに力を借りてタスクの実行をしている次第です。

もうお察しかもしれませんが「TaskChuteCloud」はタスクの実行時間を見積もるため「やる気の暴走」を抑えることもできます。

やり過ぎず、タスクを終わらせないない見積もりの時間がきたらそのタスクを終えるようにする。
そうすることでやり過ぎることを防いでいます。

こう聞くと途中で終えたタスクに対して、中途半端感、消化不良感を感じる方もいるかもしれませんが、驚くのが「この途中で終わらせる」が次に再びタスクの続きをやる際のモチベーションになったりするのです。

ですから日を跨いで取り掛かるタスクは前向きに終わらせません。

その方が次に取り掛かるのが楽になるから。

以上、TaskChuteCloudを日々使っている私の「やる気」と「モチベーション」の捉え方でした。

あくまでも私の経験則に依るものですべてのタスクシューターが「やる気」や「モチベーション」に対して同じような捉え方をしているとは思いません。

ただ、やりはじめるために「習慣の力(ルーチン)」を利用しているのはほぼ共通事項だと思っています。

◎ご案内

タスクシュート認定トレーナーのお一人である「まきのくみさん(@mamakoron76)」が、本記事の内容にめちゃくちゃ関連すると思われる講座を行うことを知りました。

もしよければ是非以下のページをご覧ください。

今回書きたかったことは以上になります。

「目の前のタスクに集中することができないよー」

「時間がないよー」

と感じていらっしゃる方がいましたら、一度でもいいのでTaskChuteCloudを試してみてください。

もしかしたら今までとは大きく違う人生が待っているかもしれません。

https://taskchute.cloud/users/top#moreInfoSection

※何か聞いてみたいことがあればX(旧Twitter)のDMでお気軽にご連絡ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

引き続きTaskChuteCloudを通して、自分らしい時間的豊かさを追求していきたいと思います。

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田中新吾|ハグルマニ
最後まで読んでくださりありがとうございます。 いただいたサポートは書籍の購入にあてさせていただきます。

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