口だけ上司は結果ではなく、行動の有無で信頼を失う
こんにちは、守屋です。
会社の部下が上司にやって欲しいこと、改善して欲しいことを伝えたとき、
「分かった、考えておく。」
「検討してみるよ。」
と言ったものの、その後まったく音沙汰なしで無かったかのように揉み消された経験があったりしないでしょうか。
上司と部下の関係だけではなく、友達同士や親と子供という関係でも言葉で逃げ道を作り、そのまま逃げてしまうことは多々あります。
口だけで終わらせる度に信頼を失っていく
例えば無理難題を部下に言われた場合は「それは無理だよ。」と即答できるかも知れません。ですが、
・自分より上の人に了承を得なければいけないこと。
・言われたことが自分の考えではあまり効果があるとは思えないこと。
・行動するのが面倒な案件。
だった場合に頭の中で結果がイメージ出来てしまうため、後回しにしようとしてしまいます。
結果が良ければ一番かも知れないが、それ以上に行動しているかどうかを部下は見ている
以前、会社の中で女性スタッフからこんな相談を受けました。
「〇〇さん(男性)と隣では仕事に集中できません。話しかける頻度も多く支障をきたします。」
とのことで、正直自分の中では「そんなこと」という認識でいたので、
「〇〇さんにも僕の方から私語を謹んで集中して仕事をするように伝えておくね。」
と言って男性には声掛けしました。翌月の個人面談で、その女性スタッフから同じことを指摘されました。
「〇〇さんは守屋さんが不在のときに、凄く話してきますし凄くそれがストレスになってしまっているんです。何か対策してくれないのですか?」
私も自分の見えないところでの行動なので、本当かどうか分からずにあやふやな返事で答えを濁してしまいました。
すると翌々月、彼女は辞表を提出して会社を辞めてしまいました。理由は何かと尋ねても答えてくれませんでしたが、女性スタッフから相談を受けていた女性社員に聞いたところ、やはり隣の男性からのセクハラまがいの行動が仕事に支障をきたして会社に出勤するのさえ鬱だと感じていたそうです。
自分にとっての「そんなこと」でも、ある人にとっては重要な悩みであることも
その時、私は自分が犯した過ちに気付きました。もし最初に相談されたとき、デスクの配置換えなど真剣に彼女の立場になってどんな心理状況だったか理解して行動していれば、彼女は会社に対して仕事以外のストレスを感じることなく出勤してくれたかも知れないと。
「そんなの女性が自分で解決すればいいのでは?」
と思う人も中にはいるかも知れませんし、そんなレベルの話をしなければいけない会社なのかと感じるかも知れません。ですが、組織の中には能力や意識が高い人もいれば、一般的な能力だけ備わっている人、仕事が全てでは無いという考え方の人もいるのです。
これは男性に多いかも知れませんが、自分にとって「そんなこと」と思える相談でも、当事者にとっては重要な悩みであることを軽視しているということに繋がり、相手の立場になって考えるということが出来ていないことにもなります。
女性も全員では無いかも知れませんが、旦那さんに相談したこと、やって欲しいことをいつまでもあやふやにされたことから、その小さなストレスの種が大きくなり離婚に至ったというのは良くある話だと思っています。
これは女性に限らず、人間関係においてやって欲しいこと、お願いしていることに対して何よりも大事なのは結果ではなく、
「行動したということを示すこと」
だと実感しました。もちろん結果が良ければ一番ですが、目に見える行動は信頼を継続することに大いに役立ちます。逆に言えば口だけ、聞くだけで終わってしまう人は信頼を失っていくということになります。
ぜひ、何かお願いされたりやって欲しいと言われる立場の人は、それが難しいことだと勝手に自分の中で判断するのではなく、相手に見える形で動き報告するという行動をすることで結果の有無に関わらず信頼を得れるでしょう。
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