第一弾【ブラインドサッカー】Mix Sense名古屋、代表土屋さんにインタビューしてきました。
こんにちは守屋です。
5人制サッカー。通称「ブラインドサッカー」を皆さんはご存知でしょうか。
私は最近になってブラインドサッカーを知りました。知るきっかけになったのは、自分のブログを読んで連絡をくださった方がブラインドサッカーの関係者だったからです。
きっかけを形にすることができたのは、日本ブラインドサッカー協会に登録しているチーム【Mix Sense名古屋】代表の土屋さんから連絡を頂いたことが全てでした。
こうしてインタビューをする機会を作ってくださり、本当にありがとうございます。
全くブラインドサッカーを知らない方は、一通り下記に目を通しておくと良いかも知れません。
◆日本ブラインドサッカー協会
http://www.b-soccer.jp/
◆【ブラサカとは?】
http://www.b-soccer.jp/aboutbs/aboutbs_1
◆動画
◆Mix Senes名古屋
http://mixsense-nagoya.spo-sta.com/
写真提供:Mix Sense名古屋
―――ブラインドサッカーを知った経緯、関わり始めた経緯を教えて頂けますか。
土屋 私は日本代表の黒田智成選手をテレビで見たのが、ブラインドサッカーを初めて知る経緯でした。
高校でサッカーをしていましたが、その後は名古屋グランパスで働きたいと思い、JAPANサッカーカレッジに入学したものの、現段階では自分の実力、経験が足らず即戦力にはなれない遠い世界だなと感じました。
そんなとき、新潟でブラインドサッカーの体験会ボランティアの募集があり、参加したのがブラインドサッカーに関わり始めた経緯です。
―――Mix Senes名古屋を作った経緯を教えて頂けませんか。
土屋 カレッジ卒業後、最初は全く関係ない仕事を地元(名古屋)でしていたのですが、なんか違うなと感じていました。
自分のやりたいことは何かと考え、名古屋でブラインドサッカーのチームを作って広めたいと思って立ち上げました。
―――具体的にどうやってメンバーを集めたのですか。
土屋 落合啓士という横浜のチームでプレーしている選手がいます。その落合選手が名古屋でブラインドサッカーのイベントをしたいということで、場所の手配とかしてくれないかと声をかけられ取り組みました。
その名古屋でのイベントに参加した方を中心に声をかけてMix Senes名古屋を結成しました。
―――今現在、土屋さんは東京と名古屋の往復ということですが、チームの活動のため移動など大変ではないですか。
土屋 今は(チームの方まで)手が回らないのでほとんど任せていて、月に一回(名古屋に)帰る程度です。(笑)ただ、大会が東京であったりするときは参加しています。
―――なぜ日本ブラインドサッカー協会で働こうと思ったのですか。
土屋 将来的には名古屋はもちろんのこと、東海地方をまとめられるぐらいになりたいと思っています。
そのため、スキルやノウハウを学ぶために今現在は協会スタッフとして場所の手配、大会の運営、問い合わせ対応などをおこない運営力を磨いている最中です。
―――自分は最近まで健常者がブラインドサッカーに参加し、プレーできることを知りませんでした。やはり知らない人は多いですか。
土屋 多いと思います。ただ、今現在は健常者の方でプレーに参加する人も多いです。
私たちのチームは視覚障害者より健常者が多いです。(Mix Sense名古屋:選手18名(視覚障害者3名)サポーター7名)
―――健常者が多い理由は何かあったりしますか。
土屋 一つの理由として、スポーツを始めてみたい!学生、社会人になってスポーツをやりたいと思ってバスケ、サッカー、野球などをしても、経験年数で”勝てない”。
その点、ブラインドサッカーはプレーしたことがない人が多いので、健常者の方が新しい発見があったり、新しい世界という新鮮さがあり、夢中になれたりするのかなと思います。
―――目が見えない中、試合中に選手同士で戦術を共有するなどの工夫はあったりするんでしょうか。
土屋 戦術というような大きなくくりに当てはめるには、まだまだですが、選手同士のコミュニケーションだったり、ガイドの声だったりを中心に、試合経験を積んでいます。
その効果として試合のハーフタイムや、タイムアウトでのフィードバックができてきて、試合毎の戦い方が変わってきたなと思います。
―――ブラインドサッカーが活性化している地域はどこでしょうか。
土屋 今は関東が9チームで、ほぼ日本代表選手も関東から選ばれています。(日本ブラインドサッカー協会に登録しているチームは、現在21チーム)
―――ブラインドサッカーの普及の為、どんなアプローチをしているか教えて下さい。
土屋 有難いことに企業を初め、大学の学園祭や小学校、盲学校などを中心に、体験会の依頼が尽きず、非日常を体験したいという健常者に広める活動は出来ています。
―――あくまでも健常者が体験する機会が多いということでしょうか。
土屋 そうですね。100人規模で体験会を行う機会も以前ありました。ただ、視覚障害のある人に参加して欲しいという部分もありますが、その点は課題となっています。
第二弾へ続く
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