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「専属戦術分析官」がサッカー選手一人につく時代

こんにちは守屋です。

以前、こんな記事を目にしました。

リーリンク氏は元々、バスケットボールのセミプロ選手だったという。このプロジェクトを思い立つと、バルセロナにあるフットボールのパフォーマンス向上に特化したクラスに数カ月通った。
 その後、データ分析に定評のあるレスター・シティで、彼らがどのようにビデオを分析に用いているのかを見聞きし、2016年1月に会社を立ち上げ、ホームページを用意して顧客を探した。
「まず、誰も自分のことを知らなかったから、訝しがられたよ。『あなたは何者?』とか、『元プロ選手でもないのに、何がわかるんだ』といった反応がほとんどだった。それでも選手やエージェントにコンタクトを取り続け、辛抱強く誰かが興味を示してくれるのを待った。
 初めて分析したのは、あまり知られていないふたりの選手だった。彼らには無料でサービスを提供したよ。実績を作る意味もあったからね。その後、レロイ・フェル(スウォンジー)の兄弟から連絡があり、プレゼンテーションをしたら、面白いじゃないかと言ってくれたんだ」

クラブが抱えるスタッフだけでは、選手をマネジメントするのに限界が来る

多くのクラブではフィジカルスタッフ、トレーナー、栄養管理士などを雇っているかと思います。

ですが所属する選手は数十名といるので、一人ひとりに割く時間は限られてしまいます。伸び悩んでいる選手や、もっと活躍したいけど課題改善に向けてどんな取り組みがベストか分からないという状況の選手もいるかと思います。

そんなとき、サッカー選手個人に専属戦術分析官が付くことで、マンツーマンでマネジメントし、成長を促進することが出来るという内容の記事です。

インターネットの普及によって、YouTubeで試合を解説する動画、分析するブログなどアマチュアであってもプロ顔負けの分析力を持ってる人は世の中に多くいます。

そんな個人をサッカー選手が受け入れるかどうか、クラブが容認するかどうかが今後のサッカー界を大きく変えることになるのではないかと感じます。

クラブがアウトソーシングする選手のマネジメント

選手の多くは自分が信頼できる(プロ、アマチュア、実績関係なく)人間に、自分の試合中の良いところ、悪いところを評価してもらい、もっとパフォーマンスを向上させたいと思うものです。

ただ、今現在の日本ではいわゆる専門家、もしくは企業でなければクラブも選手も信憑性が無いと判断し容認することは少ないため、クラブ専属のトレーナーなどに相談するしか手段がありません。ですが、選手やクラブが積極的にアウトソーシングしていくことで今まで見れなかった選手や、細かいところまで可視化し、選手の成長に繋がるのではないでしょうか。

新たなことに挑戦する、オープンであるというのは日本の文化では浸透しづらいかも知れません。

ですが、今後のサッカー界では今まで以上に専門家や企業には人数の限度があることから、選手個人に専属の各種(トレーナー、戦術分析、フィジカルトレーナー、マネジメントなど)がプロ、アマチュア問わずつく時代になっていくのではないかと感じました。


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