脳に思考と感情を乗っ取られないよに
緊張して頭が真っ白になったり、恋人と喧嘩をして酷い言葉を吐いたり、怒りのあまり人を殴ったりしたことがありませんか?
僕は全てありますw
僕がそうなんですが、今回は感情的になりやすい人や感情優位な言動&選択をしてしまう人に参考になるやもしれません!
逃げる or 闘うは標準装備
人間を含む動物には生存する本能とその仕組みが生まれながらにして標準装備されていますが、その1つに身の危険を感じると発動する
「逃走」or「闘争」モード
と言われるものがあるそうです!
「逃走」or「闘争」モードになると脳は、前頭前野という部位が不活性化し、全身に緊急指令が出され、交感神経が優位になるそう。
簡単に言うと、
突然熊と出会したら頭と身体は逃げるか闘うに特化した状態になるということです。
そう言われても実感がないかもしれませんが、緊張で頭が真っ白になったり、手に汗をかいたり、心臓がバクバクするのはその「逃走」or「闘争」モードの表れなんですって!
前頭前野とは?
よく「テンパる」とか「思考停止」なんて言いますが、それも逃走or闘争モードの「前頭前野」が不活性化しちゃうことで起きることのようです!
前頭前野は動物の中で人間が一番発達している脳の部位だそう。
その役割は、
・意識的な注意&思考
・不適切な行動の抑制
・感情の調整
を担っているそうです。
前頭前野の不活性化
日常生活では危険を感じることは多くないかもしれませんが、恐怖や不安、ストレスといった精神的な負荷も脳は危険な状態と判断するそうです。
なので、緊張したり悩み込んだり、怒ったりといったことでも前頭前野は不活性化するということ。
そして、前頭前野の役割が不活性化するというのは、
意識的な思考ができなくなる
不適切な行動をするようになる
感情の調整が利かなくなる
ということになります!
冒頭のシュチュエーションと繋がってきませんか?
生存本能
恋人などと喧嘩になって、
傷つけるような言葉を言ったり暴力を振るったり
逃げ出したり、泣いたり
死んでやる!殺してやる!と言ったり(思ったり)
そういった攻撃性や逃避感情や言動は、逃走or闘争モードという人間の生存本能からくる反応ということ。
日常の「逃走」or「闘争」モード
そう思うと心当たりがありますね。
学生時代ものすごく先生に怒られた時、反抗的な態度をとったりとか
駅の階段で前の人が携帯を見ていてめっちゃ遅い時に湧き上がる殺意とか
告白しようと電話をかけるけど、最後の番号を押せずに切ってしまうとか(昭和感)
それらも逃走or闘争モード故の反応な気がしますw
負の側面
逃走or闘争モードが生きる為に必要な仕組みのは分かるとして、現代では厄介だなと思ったりもします。
現代では生きる為や命の危険でもなく、感情的になって人を殺してしまうこともある訳です。
そこまで深刻なケースでなくても、緊張してテンパったりパフォーマンスが出せないなんてことも日常にある逃走or闘争モードの負の側面だなと思います。
負のスパイラル
自分でなくても相手を逃走or闘争モードにしてしまう弊害もあるかと。
仕事や恋人などに何かを伝える時、よかれと思ってしたことでも相手を緊張させてしまったり萎縮させたりして逃走or闘争モードにさせてしまうと、伝えたいことが響かない、伝わらなくなってしまう。
で、伝えたいことが伝わらないから感情的になっていく、、、
なんてことある気がしますw
健やかに生きたい
僕は短気なんです。
今はだいぶコントロールできるようになりましたが、感情が湧いてすぐカッとなります。
感情が優位に働くことで良いこともありますが、過去を振り返ると良くないことの方が多いです…w
逃走or闘争モードを知って改めて冷静さや胆力の大切さを感じました。
本能に抗うのは至難ですが、上手く付き合っていくことが生きやすくしてくれると思うのでやるしかないですね!
読んでくれた方が健やかに生きられるヒントになったら幸いです。
では、また〜
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