新型コロナ第二波に備えて、知っておきたい給付金・助成金・補助金・融資と調べ方について
こんにちは、「しながわ商店街応援プロジェクト」です。
新型コロナウィルスの感染者数も増えてきており、改めて外出自粛要請を出している地域も少なくありません。。
今回は、タイミング問わず活用できるものの難しいと思われがちな助成金や補助金などの制度をご紹介させていただきます。
ぜひ、周りの方でお困りの方がいらっしゃれば、こちらの記事を共有していただけますと幸いです。
※こちらの記事に掲載している制度は現在締め切っている制度もございます。詳細は各制度のHPを確認の上、申請をお願いいたします。
1. 給付金・助成金・補助金・融資について
ご存知の方も多いかもしれませんが、公的機関の支援にはいくつか種類があります。
特に利用する機会が多いであろう、助成金・補助金・給付金・融資などについて簡単にご紹介をさせていただきます。
それぞれの違いを簡単にまとめると下記のようになります。
特に助成金と補助金などは混同されるケースが多いですが、補助金は財源が尽きると貰えないケースも多いため、早めの申請が求められます。
給付金や助成金、補助金の情報があれば、ご自身のお店が該当する場合はとりあえず申請をしていただいた方がいいかと思います。
また、融資は入金までに時間がかかるものなので、もし第二波がきた時にキャッシュフローが持たない可能性があるなら、今から準備を進めましょう。
次に、それぞれの具体例をいくつかご紹介させていただきます。
a.給付金について
コロナウィルスに関連する給付金といえば、下記の給付金ではないでしょうか。
ほとんどの方はご存知かと思いますが、感染症の拡大により営業自粛などの影響を受けた事業者向けに給付される給付金です。
給付金なので、要件に合致すれば基本的には決まった金額をもらうことが出来ます。
こちらの給付金は、「2020年1月以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、前年同月比で事業収入が50%以上減少した月(以下「対象月」という。)があること。」という点があるため、コロナ前後で創業をした場合や売り上げが大きく減少していない場合は受け取れなくなっております。
b.助成金について
新型コロナウィルスに関連する助成金では、下記のような感染予防対策に関する助成金などがあります。
店舗などを運営されている場合だと、パーテーションの設置などが発生し、ただでさえ売り上げが下がっているタイミングに、追加でコストもかかってしまう。というケースもあります。
令和2年8月中に申請をすれば、令和2年5月14日から10月31日までに発生した経費の最大50万円(内装・設備工事費を含む場合は100万円)が交付されます。
また、品川区が販路拡大支援助成金も実施しております。
対策を検討している方は是非、申請をしてみてください。
c.補助金について
2017年度より中小企業向けの補助金としてはじまった「IT導入補助金」がコロナ期間外でも利用が可能です。
コロナ対策で始めるECサイトや、ウェブの販促施策などにこちらの補助金が使えるかもしれません。
ツールを検索することも可能ですので、導入予定のツールが対象かどうかを調べてみてください。
d.融資について
融資に関しての選択は大きく3つあります。
i. 区からの融資あっ旋
ii. 東京都からの融資あっ旋
iii. 日本政策金融公庫からの融資
それぞれ特徴があるので、ご自身に合うものを選んでください。
i. 区からの融資あっ旋
下記は品川区のサイトですが、ほとんどの地方自治体が実施しています。
こちらは、融資金額の上限が2000~3000万円程度と小さくなっていますが、利子も1.8%(場合によっては3年無利子などもあり)小さくなっております。
ii. 東京都からの融資あっ旋
こちらは融資金額の上限が数億円程度と大きくなっており、利子も2.0%(程度になっております。
iii. 日本政策金融公庫からの融資
日本政策金融公庫は、条件次第で無担保や保証人無しで融資をうけることが可能です。
業態や規模ごとに融資制度があるので、下記からご自身の事業にマッチする制度を探してみてください。
2.制度の探し方について
ここまで、いろいろな制度をご紹介しましたが、コロナ関連以外の制度だったり、新しい制度に気づけないケースも多いかと思います。
どうやって制度を探すと、効率的に見つけることができるかをご紹介していきます。
a.ミラサポ:公的機関の支援情報・施策の情報サイト
給付金・助成金・補助金・融資などの公的機関の支援を調べる先にまず使っていただきたいのが、ミラサポです。
下記のページを使うと、補助金や助成金の検索を行うことが出来ます。
地域やキーワードで検索ができるのも便利ですね。
b.経営相談窓口:
ミラサポをうまく活用すると非常に便利なのですが、検索結果が多い場合にはどの制度を使うといいのかが判断しづらくなっております。
その際には、近くの自治体の相談窓口に聞いて見ましょう。
例えば、品川区では下記のような専門家による相談窓口を設けており、相談しながらいろいろと活用すべき制度を一緒に探してくれる仕組みがあります。
c.freee:新型コロナ対策融資・持続化給付金利用シミュレーションページ
五反田バレーの理事企業でもあるfreeeが下記のような新型コロナ対策のシミュレーションページを用意しています。
こちらに売り上げ情報などを入れると、利用できる制度を判定してくれるという仕組みになっております。
まずはこちらを使って判断をするのがいいかもしれません。
d.Googleアラートの活用
他にも、Googleアラートを活用すれば、自身が興味があるキーワードに関連する助成金や補助金の情報をいち早くキャッチすることが出来ます。
Google アラートは、検索エンジン企業Googleが提供するサービスであり、ユーザーが選択したウェブやニュースの更新に関して電子メールまたはフィード で通知する。 Googleが提供するアラート検索は今のところ、ニュース、ウェブ、ブログ、総合、ビデオ、グループの6種類である。
下記のGoogleアラートのページから設定をすると、直近のキーワードに該当するニュースが表示されます。
自分の欲しい情報が表示されていれば、そのまま設定をするとニュースを定期的にメールで配信してくれるようになります。
さいごに
上記以外にも品川区が商店街店舗向けにITサポーターなどの施策も実施を予定しております。
調べてみるとコストを削減したり、資金の調整をすることができるので、制度をうまく活用して経営の参考にしていただければと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
引き続き、商店街支援プロジェクトでは店舗の方のお役に立つ情報を発信して参ります。
少しでも、みなさまのお力になれれば幸いです。