見出し画像

「制心」に込めた二つの意味

「心」を制する者は全てを制する

「制心」の「心」には二つの意味がある。

一つは「中心」や「重心」という物理的な意味。

もう一つはそのまま「こころ」の意味。

物理的な制心には、一人で立っている時の「絶対制心」と、他者の重心を制する「相対制心」がある。

站樁(立禅)は「絶対制心訓練」であり、その形から「正中無動制心」と言える。

「相対制心」を瞬間的にかけられるようになれば、あらゆる打撃を無効化できる。

実戦武術においては、絶対制心力を站樁(立禅)などの一人稽古で高め、推手や組手などで相対制心力を高めることが、最も合理的な上達の道である。

練習仲間と不必要に痛めつけあったり、一時の勝敗にこだわる必要はない。

站樁の習慣化にも「制心力」が要る

「こころ」を制する訓練は、集中力を高めてくれる。

站樁(タントウ)を続けるためには、怠けたい心を制さなければならない。

この訓練を繰り返すことで、長期的な集中力が養われる。

この長期的集中力は、人生のあらゆる局面で役立つものである。

月並みではあるが「継続は力なり」は真実だからだ。

制心とは、実戦的な格闘能力を高めながら、心の制御能力も高めてくれるものなのである。

=======
著作物紹介:

※kindle unlimited にご登録中の方は全て無料で読めます。(未登録の方は30日間無料体験を使えば無料で読めます)

「あなたの知らない非常識な幸せの法則」

「超速化時代の冒険:AIライティングと武術気功の叡智」

AIライティング最速出版術」

空手家との組手や演武などの動画は下記サイトでご覧いただけます。
(武術気功健康教室|大阪府四條畷市)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?