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#4 ブランディングスキル
ブランディングがあれば、極論、マーケティング、セールスがいらなくなるほど重要なので、理解しましょう。
❶ブランディングとは?
「ブランディング」とは、「ブランド」を形作るための様々な活動。
「ブランド」とは、商品を区別するための要素だが、相手が持つイメージと置き換えた方がわかりやすいかもしれない。
❷ブランディングがないと負のスパイラルにはまり事業が続かない
❸ブランディングの種類
コーポレートブランディング
コーポレートブランディングで市場内での自社の立ち位置が決まる。重要なのは、「競合の把握はするが、競合を作ってはいけない」ということ。
例えば、Googleは全体売上の70%が広告だが、「広告会社」ではなく、「テクノロジー企業」と明言している。「広告会社」と明言してしまうと、その市場・競合・価格に合わせる必要があるが、「テクノロジー企業」ということで、広告の市場・競合・価格と争わずに広告を売ることができる。
プロダクトブランディング
「付加価値」をどうやって付けるかを考える。
例)以下が判明している中で、コーヒーの販売価格をいくらに設定するべきか?
100人を対象に調査した結果、
判断材料1:500円であれば全員注文する。
判断材料2:1500円では全員注文しない。
判断材料3:1杯300円程コストが掛かる。
考え方:
マーケティングブランディング
コーヒーの価格が、
1杯500円のスターバックス
1杯100円のマクドナルド
同じコーヒーでなぜスターバックスが買われるのか?
マクドナルドは、回転数を重視しており、席の間隔が狭くなっている。
スターバックスは、居心地の良さや雰囲気を重視しており、ゆったりとした空間。
スターバックスの売りはコーヒーではなく、ゆったりできる空間にあり、そこに価値を感じる人が購入している。
セールスブランディング
重要なのは、「商品を売りたければ、商品をPRしてはいけない」ということ。
例えば、ヤマハのピアノは、ピアノを売るためにピアノを売らず、ピアノ教室を入口にしている。体験をさせて、向こうから買いたいと思わせる戦略をとっている。