【本】実践ウェルビーイング診断③~幸福度を高めるカテゴリー(2)
コロナ経験がライフスタイル見直しの鍵?
今回も「ウェルビーイング」について「実践!ウェルビーイング診断(前野隆司著)」を参考にして考えてみたいと思います。前回、「時代の変化か?」ということを書いてみたのですが、やはり「コロナ渦」を乗り越えた「アフターコロナ」時代の今、個人的にはコロナ前の「モーレツ仕事人」生活改め、「自分の生活スタイルを最優先する」というように心持ちが変化したのかもしれません。
もちろんそれだけでなく、いろいろなことが重なったということもあるのですが、結果的に「ウェルビーイング」に重きを置く、今のライフスタイルに落ち着いていったという経緯があります。このあたりも自分自身が現在進行形で変化をしている最中でありますので、引き続き注視していきたいと思っています。それでは早速本題に入っていきたいと思います。
楽観力を高めるにはバナナと納豆
あ、どちらも好物だ!と思った方、いらっしゃいませんか?実は私もそうなんです。さて「よく笑う」「日光を浴びる」「散歩する」「スキンシップ」「ストレスをなくす」・・・どれも大事ですよね。ただしラストの「ストレスをなくす」は非常に難しい。これは経験者なので、痛感しています。実はストレスを感じているときには、いくら日光を浴びたり、散歩をしたりしても、本当の意味での「心の平穏」は訪れないと思います(自分はそうでした)。ですので、ストレスをなくすことはできなくても、減らしていければ・・・いいのではないかと思います。(ま、言うは易し、行うは・・・というやつですが)
自分の人生の主人公は自分だけ
本当にその通りなんですよね、誰もが自分の人生の主人公であるべきなんです。にもかかわらず、そうなれていない(と感じている)から、不平不満が生じ、時に怒りに変わり、おかしな形で爆発、暴発してしまうんだと思うんです。その根底には「他人との比較」がある、と前野先生は説いています。「変えられないのは、過去と他人」というような言葉がありますが、分かってはいても、ついつい我々はいつも何かを比べてしまう。そして自分が優位だと思えれば喜び、反対であれば落ち込み自己嫌悪に陥る。これって不毛ですよね(・・・と、いいつつ、気づくと私もしています・・・苦笑)。
行動を変えることで、性格も変えられる
これも納得。もし100%遺伝だったら、もはや何もする気になれなくなります(自分だったら)。やっぱり経験を重ねることで、自身の性格も変えることができる。これは本当に元気の出る研究結果だと思います。
私事で恐縮ですが、転職後の私の立ち振る舞いなどはまさにその通りになっています。もちろん立場が異なりますので、当然と言えば、当然なのですが、極めて控えめ、まずは新しい業務内容を覚えるため、安全運転で業務に当たっています。この感覚、非常に久しぶりで、心地よく感じています。また職場の方々とも、いい意味で距離を保ちつつ、良好さをキープできるよう努力しています(これは私だけでなく、受け入れてくださっている職場の方々に感謝です)。やっぱり行動を変えるからこそ、性格が変わる、はその通りだなと痛感している次第です。
ストレスが低いほど幸福度は高くなる
そりゃそうだろう、ストレスが低い方がいいに決まっている・・・と、ここまでは感覚で分かってはいたのですが、「ゼロ」では駄目だというのが目からうろこ。お酒も少量なら「薬」であり、大量になると「毒」になる、という話と似たようなものでしょうか?(違うかな?)。今の実力よりも少しハードルの高いことに挑戦するとき、自身にストレスがかかる、しかしこれは「良性ストレス」。こうしたストレスをかけることで、目の前の壁を乗り越えようとチャレンジするわけですから(これは徐々に重量の上げていくダンベルやベンチ、マシントレーニングと似たようなモノでしょうか?違う?笑)。
さらにストレスが伝染する、というのは「たしかにな-」と納得してしまいました。やはり、誰かがその空間で「腐敗臭」(ネガティブ感情)を出していたら、それって周りに伝染しますよね。まさに「不機嫌な職場」そのもの。ですから、やっぱりストレスは低い状態がいいわけですね。個人個人がポジティブ感情を持ちつつ、互いに協力しながらチームワークを発揮できれば、個人の持つ力以上のものを生み出すことができるかもしれません。これは現に経験した方も多いのではないでしょうか。
現代は「良い方向への変化の途中」(だと思いたい)!
ただ、これってなかなかパワーがいるんですよね、特に旗振り役(つまりはリーダー役の方)は。ただ、冒頭の「アフターコロナ」話に戻りますが、徐々に社会状況も変化しつつある「過渡期」であるようにも思うので、ちょっとずつ良い方向に変わっていくんじゃないか(いや、変わってほしい)、と期待もしていますし、希望していたりしています。どうでしょう?夢みたいな話ですが、なんとなく方向性に賛同いただける方も、そこそこいらっしゃるんじゃないかな、とか思っています、どうですか??