キドナプキディング読書(自分ランキング)
ごっめんなさい!期待しすぎた自分が悪いのですが、期待しすぎたからこその辛口、というか、なんというか、これって出さない方がよかった本?
何のことやら、で、恐縮です。推薦図書「キドナプキディング」です。
はい。
西尾維新先生にハマってはや2X年、単行本として出版された全作品持ってます。
そして、買い続けてます。(一部積ん読アリ)これってファンですよね。笑
先生に対しては、お布施として、必ず出版された本は買いますが、今回、これはどうなんだろう、って感じでした。
アマゾンレビューも評価いいし、こんなこと感じるの自分だけなのかもしれないので、あえて言わせてください。
「これって出さない方が良かったんじゃない?」
ええ。知ってます。これが、戯言遣いシリーズで、その世界観を知ってないと小ネタに気付かない点。
もちろん理解してます。最近の傾向として、ミステリー色は若干排除されている点。
わかっているつもりです。そもそも、先生は、言葉遊びでストーリーを進めて、その登場人物同士の掛け合いが醍醐味だという点。
そして、納得してます。一時代を築いた上で、さらにこの筆の速さは前代未聞だという点。
でも、なんとなく、スッキリしないのは、
やはりデビュー作がとんでもなくデキが良すぎて、
その壁を読者が設定してしまっている、
そしてそれを越えて欲しいと期待してしまったが故の、
ここに来て、
デビュー作のシリーズをリブートするからには、
そういった狙いがあって、
期待値を作者自ら上げたうえでの作品なんだろうという点。
そして、ネタバレは、極力省いて言いたいのは、これらです。
・なんとなくいろいろな作品の使い回しのオチ。(赤い人の設定とか)
・ミスディレクションを仕込み、それを回収するくだりの、あるある感。
・恒例の登場人物全員、謎なぶっ飛び氏名。
・非日常感。
ということで、思えば、そもそも、ワンイシューで最後まで突っ走るのがこの作者の特徴なので、それはそうなんです。
動機とかトリックとか、そんなの緻密、精密に回収することは求めてないんです。
ただ、やっぱり、もうちょっとやれた、やってほしかった、
もうちょっとキャラクターにぶっ飛んでほしかった、
もうちょっと伏線をミスディレクションして欲しかった、
もうすこし長編にしてストーリー展開を練って欲しかった、
もうすこしシチュエーションを活かしてほしかった、
などなど。
期待が大きいと、合格点をとってもなんか納得いかない、有名税の才能ある作者へは、書籍代ぐらいはあえて言わせてもらってもいいかな、
と思い走り書きしてみました。
あ、もちろん、初めて読む方にもわかりやすく、これぞライトノベルって感じの面白い小説だと思います。
ということで、今回はランキング圏外です!ごめんなさい!
(お前ごときが何を言うか。ですよね。)
てか、筆速すぎて、積ん読増えるわ。マジで。笑
推薦図書ということで、めちゃめちゃおすすめの一冊です!!