双極性障害の妻
出会う前から双極性障害の妻と生活を共にしてからかれこれ10年近く経つ。
私はずっと飲食業をしているが、勤務時間が長く、夜遅くに帰ってくるこの業態と双極性障害の妻との相性は悪い。
妻は外出はあまり出来ず、また1人で寝れない為に、私が帰るまで妻は孤独と戦っているのだ。
それぞれに人生の優先順位は違う。
仕事が1番の人もいれば、家族や趣味が1番と答える人もいるだろう。どれも間違いでは無ければ、間違いなどない。
では、私はどうかと聞かれたら妻との時間が1番である。
そこに長年していたという理由と給料を下げてはいけないという理由だけで飲食業に流されてしまった私の覚悟の無さが浮き彫りになっている。
妻の隣にいながら仕事が出来る環境が、私にとっての理想の働き方である。
私の理想の時間を手に入れるには、私自身の覚悟と行動力でしかないのだ。