ロシアとウクライナ、戦争と私
私が体験した戦争は常に、声と文字のみで完結していました。
歴史の教科書、博物館、誰かの実体験。
比較的平和な国でぬくぬくと育ってきたのです。
今年で20を迎え、的確な分別も得意になり、且つ、子どもの頃に教えられた”本当の正しさ”を信じて生きています。
物事を吟味する日々を送っている私の目の前で、今、強力な力を内包する出来事が起きようとしています。
戦争
世界平和を幼い頃から願ってきた私ですが、この言葉の中身が空っぽなことには気づいています。
だからといって、それが本当に正しいということを知っているので、これからも信じ続けます。
ただ、そう楽天的に信じているだけではいけない。
ときには真反対の事もしなければならないと思います。
正直、全ての国が武器を捨てることはないです。
人がいる限り、争いは止まりません。
もちろん、どの国も武器を持たないというのが最善策です。
私もそれを願っております。
しかし、それは不可能です。
不可能の追求ほど無駄なことはありません。
現実を踏まえた上での最善策を考えなければならない。
明日は我が身です。
日本もそろそろ考えどきではないかと密かに思っております。
戦争があまりにもかけ離れた存在である分、戦争というものに敏感になります。
「自国が直接関わっているわけではない」で、終わらせられる問題ではありません。
命をかけて戦争を止めようとしている人がいるという現状。
ウクライナだけではなくロシアにも。
ロシアでは命をかけたデモ活動があり、現在多くの人が拘束されているそうです。
もう願っているだけではいけない。
いつまでも平和ボケしていてはいけない。
生きたいと願う全ての人のために生きなければならない。
最悪の結果にならないことを祈って。
私にできることは何かを、今、改めて考える。
多くの人が明日に希望を見出せる社会のために。