拝啓、PEDROへ
12月22日、横浜アリーナ。
生きていることを強く実感した2時間。
活動休止が告げられ、楽曲をプロジェクト始動時から強く愛していた私の心の糸が簡単に切れました。
本当に信じたくなかった。
それと同時に、12月22日はどんなことがあろうとも横浜に行かなければならない、と思いました。
ちょうど二十歳になる私の、自分に送る最大のプレゼントが「さすらひ」。
この苦しい喜びにうなされる日々が続きました。
PEDROチームの皆さんはさまざまな楽しみを私たちに提供してくださいました。
他のアーティストではあり得ない質と量のコンテンツ。
感謝しかありません。
迎えた当日。
今日がやってきた。
今日で終わる。
相反する二つの感情で酔い、吐きそうになる程の熱情。
PEDROは今日、どんな気持ち・表情で演奏するのか。
どんな言葉を私たちにかけてくれるのか。
怖い。
緊張が走る。
曲が始まる。
脳を揺らすベースの音に殴られて、ギターは儚くも優しく、ドラムが本能を支配していくのを感じる。
圧倒されて、身動きが取れなくなってしまった。
今ここに、PEDROがいる!
ここにいたい、ずっと。
ここにいてほしい。
再び場内が明るくなった時、私の目には何が映っていたのか。
この2時間は私に何を与えたのか。
考えることさえ野暮だった。
私がPEDROを愛していることが全ての答えでした。
もちろん悲しかったですが、その悲しみをも乗り越える後押しをするという思いやりに、やはりPEDROだな、と。
アユニさんもひさ子さんも毛利さんも、この3人でないといけないのです。
心優しい皆さんにはいつまでも幸せでいてほしいのです。
本当にありがとうございます。
次はいつ、どこで会えるんでしょうか。
何十年後になってもいいです。
私はその日まで、生きることをやめません。
希望を見出してくださったあなた方に会うまでは、最悪会えなくてもいいです。
私はあなた方が幸せであることに幸せを感じます。
おいしいご飯を食べ、温かいお風呂に入り、ふかふかの布団に潜るような、そんな幸せがあなた方に続くよう、微力ながら全力で願っております。
PEDROチームの皆さん。
最高のエンターテインメントのために尽力してくださってありがとうございます。
PEDROチームの雰囲気が大好きです。
どこまでもついていくので、偉そうですが、これからも楽しませてください。
ギターの轟音は、未だに頭の中で響いています。
さすらひから伸びたギターの音、忘れ物はこちらで保管しておくので、また後日、伺ってくださいね。