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「やらなきゃいけないこと」だけで、1日が終わってしまわないために。

ここのところ、これはおかしいぞ!?っていう忙しさで、先週、おそるおそる今、何冊くらいの本のデザインをやっているのか数えてみたら、恐ろしい数を抱えていた。
ちょっと震える数だった。56冊、ほぼ60冊同時進行。
ちなみにまだ手を着けていない仕事は含めてない。
それもいれたらとんでもない数になる。
そりゃ、忙しいわけだ。

中には入稿が終わってほぼ手を離れている仕事もあるけど、よくもまーそんなに増えたものだ。
本来なら終わっていたはずの仕事が大量に4月以降にスライドされたり、急きょ動き出した企画があったり、予定外のことが重なりまくった結果、こんなことになったみたい。
まーしょうがない。
アシスタントがいるわけでもないので、これを完全に一人でこなさないといけない。とにかく、やるしかない。
やれば本当に終わるのかはわからないけど、やらなきゃ終わらないことだけは確かだ。

正直、猛烈に大変だけど、混乱してぐちゃぐちゃにはなっていない。
進行の管理はしっかりできてるし、数が多いだけで、やること自体は明確だ。
膨大な仕事を管理するシステムは自分なりに考えて作ってきた。

これのおかげで、締め切りを守れないってことはないし、うっかり何かを忘れることや、細かなモレも一切ない。
すぐにやるべきことは、メールのトップ画面で把握しているし、じっくり取り組むべき課題や忘れちゃいけないことは「すぐやる」メモに書いてある。
とにかく「やること」を順番を考えながら一個一個すぐにやっていけばいい。
個々の仕事の進行状況や支払いについてもメモ帳だけでしっかり管理・把握できている。
猛烈に忙しくなってきて、改めてよくできた管理術だなって自画自賛したくなる。
よく考えた!えらい!!ま、自分にしか使えないものなんだけどね。

で、前回noteにメールの優先順位について書いたけど、

後で読み返して、なんかメール処理ばっかりして、やることに追われるだけの生活をしてるみたいだな…って思った。
実際はちょっと違う。

メールで来る仕事のタスクを処理していくのは、仕事の中ではほんの一部の話だ。
次々くるタスクが山のように積み上がってパニックにならないように、できるだけ早く処理しているだけ。
必死になって、1秒でも早くタスクを処理するのには別の目的がある。
それは本当に向きあうべき仕事の時間を確保するためだ。

じっくり向きあってデザインを考える時間を1秒でも多く確保する。
それが他の仕事を早くやる一番の目的だ。
修正作業をするのも、DTPの作業をするのも、請求書を書くのも、確認作業をするのも、もちろん大事な仕事時間で、おろそかにするわけではないのだけど、「やれば終わる」仕事はできるだけ早く終わらせて、「終わりがない」仕事にどれだけ時間を割けるか、それが毎日の勝負どころだ。

「クリエイティブな時間」なんて言葉は全然好きじゃないけど、デザインを考える作業には実質的な終わりはない。かけようと思えばいくらでも時間をかけられる。
時間をかければいいってものでもないけど、時間をかけたらかけた分だけ、何かしら変化が起きる。
だからとにかく「考えて作る時間」は作れるだけ作る。
一瞬でぱっと思いついたものが最終的に見てもすごくいい!って場合もあるけど、それでも一度作って寝かせて、また作って寝かせて、最後に全部壊すくらいの気持ちで作り直して、そうやって何度も何度も磨いていく。
何本抱えていようが、どんなに時間がなかろうが、これをおろそかにしてはいけない。
仕事以外にもインプットの時間もそうやって作る。
映画館に行って集中して映画を見る時間を作る。
映画館にいくついでに書店にも寄る。
無理矢理にでもその時間を作る。

そのための「すぐやる」だ。
とにかく「すぐできる」ことは「すぐやる」こと。
そうやって時間を作る。
本当に必死に時間を作っていかないと、一日なんて「やらなきゃいけないこと」を処理してるだけで終わってしまう。

ただ、さすがに仕事の量が増えすぎた。
新しい仕事も、どんどん増えていく。
正直、これはもうどうにもならないな…ってなってきたので、先週の後半くらいから起きる時間を早めることにした。
本当に時間がなくなったら1、2時間、早く起きる。
実質的に時間を増やす唯一の方法だ。
ふだん5時過ぎには起きる生活をしているので、多忙期は3時か4時前には起きる生活に切り替える。
多少の睡眠不足はしょうがない。

夜、仕事を終わらせるまでやり続ける手もあるけど、21時を過ぎてからの仕事は集中力が燃えかす状態で、続けても生産性が落ちるだけ。
なので仕事量がパンクしている時は一度寝て頭をリセットして、朝起きてからの再戦に持ち越した方が圧倒的に効率がいい。

とにかく起きたら、前日の残り仕事を「ここまではやる」と決めたところまで終わらせる。
DTP作業とか、修正作業とか、頭がそれほどクリアでなくてもできる仕事を準備運動のように1、2時間やる。
それが終わってから朝のルーティーンにとりかかる。
早起きした先週の朝のルーティーンはこんな感じ。

(4時前頃)起きる>外の写真を撮る>ストレッチ>体温を測る>デスクに向かう>配信ドラマを流す>前日の残りの仕事開始>仕事が一区切りついたら仕事中断>映画を流す>ニュースのチェック(メモする)>前日の日記を書く(1日1ページ)>WiiFitで体重測定と筋トレ>朝食>SIXPAD(トレーニングギア)+テレビゲーム(ドラクエX+あつ森+帰ってきた魔界村)>HIIT(短時間の脂肪燃焼筋トレ)>定点観測写真撮影>プロテインを飲む>歯を磨く>サプリを飲む>着替える>10分運動>コーヒーを淹れる>本を1冊読む>仕事再開(9時くらい)

とにかくルーティーンは何も考えずに黙々とやる。
ゲームとかしてる場合じゃないとか、そういうのは関係ない。
「ドラクエX」で日替わり討伐をして報酬をもらうのも、「どうぶつの森」でちゃちゃまるに挨拶をするのも、「帰ってきた魔界村」でレッドアリーマーにフルボッコされるのも大切な儀式だ。
最近はテレビアニメとかテレビドラマが最終回になって、しばしの空白状態なので、日記を書いたりゲームをしながらトラウマ映画を1本見ている。
「ヘレディタリー 継承」とか「サマーオブ84」「悪魔を見た」「海底47m」…朝から絶望的な映画を見て、恐らく自分より悲惨な目にあってる人から元気をもらっている。
そしてどんなに忙しくても朝1冊必ず本を読んでいる。
意外にこれが大事だと思っていて、むしろ忙しい時こそ、きちんと本を読む時間を作ったり、いつもよりていねいにトイレ掃除したりする。
その方が心に余裕がもてる。

とにかく、忙しくてつぶれそうなときこそ、心に余裕を持って、ていねいに一個一個やるってことを意識する。

今、ものすごい負荷がかかっているので、終わったら何かいいことが待ってるに違いないって思いながら、この状況に向きあってる。
「楽しんでる」って書きたいけど、楽しむ余裕はさすがにない。
何か大きなへまをして二度と仕事が来ない…なんて事にならないように、一個一個ていねいにやっていこう!っと。

それでは、時間に余裕のあるフリーランス&自宅仕事の毎日を!


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