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「自分を甘やかす」ことで生きのびる

もうダメだってくらい忙しいときほど、
自分を甘やかすルールを決めておくと救われる。

いやね、旅行から帰ってきたら、もう、日常が猛烈だったのですよ。

「サボったツケがまわってきた」というより、予定外、想定外の仕事が一気に押し寄せてきて、もうしっちゃかめっちゃか、もうすんごい状態です。
言いたいけど言えない仕事だったり、
何より自分の本が佳境なんですよね、いま。
そんなタイミングにそれ以外のデザインの仕事も信じられない量あって…

もしかするといまが人生史上いちばん忙しいかも!?
を体験しています。
きたきたーって、感じ。

ひと言でいうと「くっっっっっっっっっそ、大変」。

自分で自分の時間をデザインしていかないと、
ほんとにちょっと気を抜いてしまうとゲームオーバーになるギリギリの緊張感。

ただ、こういうときこそ「習慣」に救われるのです。

こんなギリギリの状態なのに、頭の中はそんなにパニクってないんですよね。

順番にやっていけば、たぶん終わるなと思ってる。

この冷静さを保つために必要なのが、「習慣」なんだと思います。
習慣って何かというと「ルール決め」なんですよ。
「何を」「いつ」「どのくらい」やるかをルール化すること。
それが「習慣」。
ご飯を食べたら、歯を磨く、使うのは2分ほど。
これが身につけば「習慣」。

ま、何でもそうやって、自動化させて、
1日をデザインしてしまおうというのが、わたしが日々やってることなんですが、

めちゃ忙しいときにすごく役に立つのが、この「ルール決め」なんですよ。

たとえば、
どんなに忙しくても、1日1冊本を読む。
なぜならそれが決めたルールだから。

忙しいからあまり厚くない本を選んだりするけど、
それでも「読む」と決めているから読む。
するとその間、30、40分、仕事から離れられる。

これがとにかく忙しいときにはすごく重要で、強制的に仕事から離れる時間を作ってやらないと、本当に仕事漬けになる。
仕事漬けになると確実に精神を壊す。
以前、何度も本当にそれで壊れたことがあるからよくわかる。
放っておくと身体にじんましん疹がでてきたり、身体が本当に壊れていく。

だから、忙しいときほど強制的に、仕事から離れるための習慣、つまルール作りが大事になってくる。

「習慣」を大事にする最大効果って、じつはこの「仕事から離れる」ためにあるんじゃないかと最近思ってる。

で、この激戦の最中に最も発揮されるのが
「自分を甘やかす」ためのルールの力です。
「金曜日の夜は、仕事が途中でも映画に行っていい」
というルールがわたしにはあります。
これは自分を甘やかすルール。
ふだんは、仕事のスケジュールを優先して、
「仕事が終わったら映画に行く」ことにしてるんですが、
金曜日だけは例外で、その週に始まったいちばん見たい映画を
どんなに忙し状態でも、仕事が途中でも「行っていい」ということにしている。
ついでに映画を見たら「ご飯食べて、お酒飲んでOK」
おまけに「もうその日は仕事終了でいい」という「許可」というよりは、
そういうルールです。
ふだんからずっと、そのルールを守ってる。
だから、このくっっっっっっっっっそ忙しい金曜日も、
もれなくそのルールを守ってきた。
ルール通り仕事をすべて途中で放り出してその日始まった映画に行ってきました。
「ロボット・ドリームズ」
もうそれはそれは素晴らしい映画で、セリフがひとつもない犬とロボットの絆の物語で、ステキな余韻にひたりながら、ご飯を食べて、お酒を飲んで、そのまま寝てしまって、その間、仕事のことなんか1ミリも思い出さずに、完全に仕事から離れることができた。

本当にこれに救われる。

このくらい忙しいと、たぶん、金曜の夜がんばって仕事しても、どうせ土日もずっと仕事してるからね…。
すると、たぶん、心が死ぬ。
そうならないために、強制的に仕事を切り離すために、自分を甘やかすルールを設定しておくんです。

この殺人的に忙しい状況で、もちろん締切内にすべてやりきるのは当然として、
大事なのはいかに健康的に、持続可能なものとしてやっていくかということ。
それがわたしみたいなフリーランスには大事になってくる。

そのために、しっかり自分を甘やかして、心の健康を保つことです。
なぜならこの状態が終わっても、粛々と日々は続いていくものだからね。

こんなふうに「もう無理!」な日常を習慣の力で生き抜くための実験を日々やっています。
それが習慣家というものなんだと思います!

早く仕事に戻りたくて超早口でしゃべってる「続いてるラジオ」です。

映画「ロボット・ドリームズ」素晴らしかったです!


そして、脇目もふらずに土日、むちゃがんばりましたとさ。

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