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チームコーチングや組織開発のお話しを

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PHP研究所認定のチームコーチが、チームコーチングや組織開発に関わる記事を時々アップしていきます。
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#コーチング

ビジネスコーチング・チームコーチングカンファレンス開催のご案内

11月24日(日)12:30-17:00 @両国KFC Hall 2nd 一般社団法人ビジネスコーチ・チームコーチ連盟の主催で開催します。 私も登壇させて頂きます。 チケットの購入はこちら。 当日予定のある方でも、オンデマンド配信もありますので是非に! 【プログラム】 1.開会 2.基調講演 「BANI時代のコーチング」   パーソル総合研究所 会長 本間 浩輔 氏 「松下幸之助に学ぶ自己への向き合い方」   PHP理念経営研究センター 首席研究員 川上 恒雄 氏

音を感じ、理解する

私たちは様々な音の中で日々過ごしています。 そして、自分自身も様々な音を出して日々過ごしています。 PCのキーボードを叩く音、文字を書く音、紙が擦れる音、物をデスクなどに置く音、食事中の音、飲み物を飲んだ時の音・・・ 普段なら気にならないのに、突然と他人が出している音が気になることってありますね。そして気になると、もう気になって気になってしょうがない時とか。 そうそう、とあるお客様との会議にて、キーボードの音がNGのお客様がいらっしゃり、会議中のPCは禁止だったことがあ

要望を伝えきる、要望を聞ききる

ビジネスコーチ・チームコーチ連盟の会員はPHP研究所の認定コーチとして、松下幸之助のイズムを大切にし、そして松下幸之助を学ぶ機会を設けています。 先日のとある勉強会にて、松下幸之助の話しの中に、「目標を与えるとともに、要望を機会あるごとに伝える」というのがありました。 この話には、大きく二つのポイントがあるのではないかと感じています。 ◆一つ目は、目標だけではなく要望とセットであること。 目標、場合によってはKPIになるのでしょうが、多くの企業でその目標の理解につながる

コーチングとチームコーチングの有効性

2023年11月25日のビジネスコーチング・チームコーチングカンファレンスで、登壇した【自律型人材を創るコーチング・チームコーチング】から一部のご紹介。 コーチングは誰に効果があるのか? 管理職でもマネジャーでも、メンバーでも全てのビジネスパーソンに有効なことは間違いないですが、時に有効に機能しないケースがあります。 それは、コーチングで意識が変革したにも拘わらず、その火を消してしまう周りの人が多数いるケース。 人間、そんなに強い人が多いわけではありません。 コーチン

ビジネスコーチング・チームコーチングカンファレンス開催します

一般社団法人ビジネスコーチ・チームコーチ連盟で登壇します。 【自律型人材を創るコーチング・チームコーチング】のお題目で。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【VUCA時代において、自律型人材は 成功の鍵となり得るか?】~松下幸之助イズムから紐解く人と組織の本質~ 環境や市場が急速に変化し、予測が難しいVUCA時代で成功するためには、柔軟性と適応力が必要です。 組織や個人が変化に対応し、迅速に適応するためには何が必要なのでしょうか? 自分から行動を起こし、自分

チームコーチングは人財育成では無く、人財の意識改革

チームコーチングや組織開発によって、人は大きな成長を果たします。 でも、それは人財育成ではありません。 何かスキル的なことを教えたりすることはありませんので。 では、なぜ成長を果たすのか。 それは、その人の意識が変わるからなのです。 なぜ意識が変わるのか? その1. メンバーとの対話 利害関係のないチームコーチが関わる中で、グラウンドルールに基づき、安心安全の場が形成され、そこで徹底した対話が行われます。 ときにはぶつかり合うこともありますが、それも安心安全の場だから

組織開発カンファレンスのご案内

11月8日 13:30-17:00 タカラベルモント社(大阪)にて 【組織開発カンファレンス】が開催されます。 そこで閉会の挨拶をさせて頂きます。 組織開発のトレーナーの養成のプログラムの話や、そのトレーナーによる実践事例など、組織開発の可能性を知ることのできる時間になるかと思います。 詳細はこちら 【第4回 組織開発カンファレンス開催のご案内】2023年11月8日(水)13:30~16:30(受付13:00~) | 組織開発&トレーニング シナジー・クリエイションズ

ビジョンを掲げるだけでは無く、魂を込める

チームコーチングにおいて、ビジョンやミッション、バリューを考える機会は多数があります。 様々なメンバーが集められ、議論し、計画し、実行し、振返りを繰り返しながら、グループがチームと変容する中で生み出された関係性から、メンバーの様々な言葉が出てくる中でようやく決められたビジョン。 その言葉にはメンバーの様々な思いが十分に詰まったものです。 が、その経緯を知らない他のメンバーには、そんな思いは伝わらずに、単なる文字の羅列だったりすることもあります。 ⇒経営者から降りてきたも

チームコーチングにおける自身の気持ちの変化を言語化する

自ら手を挙げて、行けと言われて、よくわからずに、成長したいという気持ちから、など、チームコーチングに参加するメンバーの動機付けは様々です。 そして戸惑いながらも、これまで自社では経験したことの無い会議のやりかたを知り、コミュニケーションを知り、ときにはチームコーチの介入によってハッとさせられながら、チームコーチングが進んでいきます。 そのプロセスは、多くのメンバーにとって衝撃のある、初めての経験。 そして、自己を見つめ直す、自チームを見つめ直す、自組織を見つめ直す機会にも

関係性の構築促進には施策が必要

ビジネスの場では、会議やフィードバックなどのフォーマルコミュニケーションと、隙間時間や休憩時間、就業時間後でのインフォーマルコミュニケーションがあります。 インフォーマルコミュニケーションの促進を支援することで関係性の構築が促進されるというのは、4月入社のオンボーディングの支援をしていて感じたこと。 これは私見ですが、コロナ過で学生生活を過ごすことになった学生は、インフォーマルコミュニケーションが苦手になっているのでは無いかと感じています。 また、現在も非対面での業務が

成果を上げるチームになるには?

ジョン R. カッツェンバックは、チームとグループは異なる。とし、チームとは下記の定義をしています。 共通の目的、達成すべき目標、そのためのアプローチを共有し、連帯責任を果たせる、補完的なスキルを備えた少人数の集合体  改めてこの定義について考えてみました。 目的や目標が明確になった後、【そのためのアプローチをどう共有】するのか?が、チームが成果を果たせるチームになるのか、成果を出せないチーム(グループのまま)になるのかの一つの分岐点になるのでは無いかと。 そのアプロ

手放”さ”ない、いや手放”せ”ない

チームコーチングで関わる中で、メンバーが現状を手放さないケースはよく見られる現象 新しいものを掴むためには、今掴んでいるものを手放さなければ。と思うのですが、なかなか。。。 というのは、チームコーチとしてメタなポジション・一歩離れた立場からこそ見えている状況。 本人は、握りしめているという意識は無いことが多い。 そんな中、チームコーチとして、メンバーが何を握りしめているのか、そこにどう気付けるようにチームコーチングをリードしていくのか。 この方法はチームコーチによっ

介入のタイミングは難しい

チームコーチの仲間たちとの議論の中で良く話題の中心となるのは、介入です。 それは、チームや組織にコーチの介入によって非常に大きな影響を及ぼすことだから。 コーチはそこにいるだけで、チームや組織に何某かの影響を与えているもの。 その上で、何某かの言葉を投げかける訳ですから、その場は一旦膠着し、その投げ掛けた言葉をメンバーが受け止め、各々がその言葉を解釈し、膠着前の状況とは異なる場が一気に作られます。 その場がどう作られるのかは正直わかりません。 想定をしていたとしてもその通

自分のパターンを知り受け止める

組織やチームに関わるコーチやコンサルタントとして必要だと思うことに、自分のパターンを知ることがあります。 何某かの状況に直面した時にどんな行動をするのか、どんな発言をするのか、どんな感情を覚えるのか、その人なりのパターンが必ず影響します。 ついこんな反応してしまった。ついこんな振舞をしてしまった。等と表現されるケースもありますね。 なぜパターンを知っておく必要があるのか? 予め知っておくことで、”つい”を防ぐこともありますし、防ぐことができなかったとしても、そのパター