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成果を上げるチームになるには?
ジョン R. カッツェンバックは、チームとグループは異なる。とし、チームとは下記の定義をしています。
共通の目的、達成すべき目標、そのためのアプローチを共有し、連帯責任を果たせる、補完的なスキルを備えた少人数の集合体
改めてこの定義について考えてみました。
目的や目標が明確になった後、【そのためのアプローチをどう共有】するのか?が、チームが成果を果たせるチームになるのか、成果を出せないチーム(グループのまま)になるのかの一つの分岐点になるのでは無いかと。
そのアプローチとして、参考になるのが、ダニエルキムが唱える、成功の循環モデルです。
成功の循環モデルの詳細の説明はここでは省略しますが、
「バットサイクル」
最初に、結果の質を上げるために成果を定量化し、行動の質をコントロールします。
「グッドサイクル」
こちらは、相互理解による関係性を構築した上で、思考の質が向上し、自発的な行動などに繋がります。
チームコーチ、組織開発コンサルタントとして、グループがチームになっていないケースを多数見てきましたが、
その多くは、成果を定量化し、行動の質をコントロールするアプローチをとっています。
その結果、やらされ感満載で、結果を出すことが目的では無く、そのコントロールされた行動を盲目的に行ってしまうという状態をめにすることがあります。
アプローチの共有を具体的な行動で行うのか(多くは指示・命令)、まずは関係性の構築から行い、その後、関わるメンバーでどんな行動をしていくのか、当事者が定めて実施するのか。
言わずもがな、その結果は明らかです。
【アプローチを共有】という言葉の深さを感じますね。