『ゴッドファーザー』を映画館で観られるという贅沢
今日はお休みということもあり映画館へ。目当ての作品は『ゴッドファーザー〈4Kリマスター版〉』だ。公開されたのは1972年という50年も前の作品だが、今なお映画史に輝く傑作である。映画を普段見ない人でもその名前くらいは耳にしたことはあるのではないだろうか。
過去の素晴らしい作品を上映する、『午前10時の映画祭』で上映されることが決定してからずっと楽しみにしていた作品。朝10時から上映という、自分には早起きのスケジュールだが映画のためならそれも苦にならない。
客の入りは4割程度。平日の朝一にしては少なくない人数だろう。きっと土日はもっと混雑してるのだと思う。年齢層は中高年から上が多かった。
という訳で鑑賞してきたが、素晴らしかった…!あのテーマ曲が映画館で流れてきただけで感慨深くなったし、アル・パチーノをはじめとする役者陣の名演技にも魅せられた。坊ちゃんだったマイケルの変貌っぷりはいつ見ても驚かされる。175分という長尺だが時間の長さは気にならない。名作と呼ばれる作品が、そうであるように時間の長さを満足感が上回る。
そして、こんな素晴らしい傑作を大きなスクリーンと大音響で楽しめる、この環境はまさに贅沢の一言。真っ暗な劇場の中で映画と向き合える空間だからこそ、作品に対する集中力や感動も変わってくる。
映画冒頭、劇場が暗くなり、真っ暗闇の中で音楽が流れ出す。この始まり方からして最高だった。
今や映画の鑑賞方法も多種多様になった。それぞれに良い所はあるし、変化は受け入れていくべきだと思う。だが、こうした映画体験ができるからこそ、映画館に通うのをやめることができない。
本当は何本か映画のハシゴをする予定だったが、この満足感を持ち帰りたくなったのでハシゴは取りやめ。良い休日だった。
PARTⅡ、PARTⅢも観に行きたいが、スケジュール作れるかが不安。
自分が観た劇場はドーナッツセットがあるという有難い劇場だが、注文したら何故かサービスでアイスも付いてきた。
どこにも書いてないし、長尺の映画だからむしろいらなかったが、貰ってしまった(その後、しっかり食べましたが)