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ゴッドファーザーシリーズを見終えて改めて思うこと【午前10時の映画祭】

往年の名作をスクリーンで上映してくれる『午前10時の映画祭』。4月1日から4月28日まで上映されているゴッドファーザーシリーズを全て観終えたが、改めてマイケルの人生に感じ入ってしまった。

マフィアになりたくなかった筈なのに、最後まで抜け出すことはできなかった。ファミリーは築けたが、真の家族を最後まで手に入れることの出来なかった男。マイケルは最期何を思っていたのだろうか。

ゴッドファーザーシリーズは時間を経て観るごとに味わいがまた変化する。
コッポラ繋がりでいえば、熟成したワインのような作品なのかもしれない。

どのシリーズもラストカットは、マイケルの孤独を浮き彫りにさせているのが秀逸(PART1はマイケルが名実ともにゴッドファーザーになるとともに、ケイとの関係に壁が生まれたと表してる演出が素晴らしい)

シリーズを通して見返すのは久しぶりだったが、以前観た時よりマイケルに感情移入したのは年齢を経たこともあるのだろう。これから5年、10年後に見返す時はどのように感じるかが楽しみでもある。

シリーズ全て鑑賞した記念として

ちなみに最近のコッポラ監督の動向だが、自身のワイナリーを売却し映画資金を調達。新作「メガロポリス(原題)」を製作予定。久しぶりの大作になりそうで楽しみ。

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ヴィクトリー下村
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