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DCドラマ『ピースメイカー』第1話感想

DCドラマの『ピースメイカー』。2021年に公開されたDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のスピンオフ作品で、同作に登場するキャラクター、ピースメイカーを主人公に据えたドラマシリーズだ。

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のジェームズ・ガン監督が製作総指揮をつとめ、主演のピースメイカー役は映画に引き続きジョン・シナが演じている。

この『ピースメイカー』を以前から観たくて仕方がなかった。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は筆者が2021年観た映画の中で1位にするほどハマった作品だし、このドラマの評判もすこぶる良い。

Rotten Tomatoesを観ても納得の評判の高さ

気にはなっていたが、U-NEXTに加入するのに躊躇してなかなか観ることができなかった。しかし、このたび遂に観ることができるようになった。というのも…

Blu-rayソフトを買ったから!!

『マリグナント』、『スターフィッシュ』の2作品もお薦め!

正直、未鑑賞の作品のソフトを購入するのは勇気がいる(しかもドラマシリーズなので値段も安くなかった)。

だが、作品の評判とジェームズ・ガン監督への信頼から購入に踏み切ってみた。ということで1話ごとの感想を挙げていこうと思う。

【1話目感想】

物語は病院のベットから始まる。序盤からゲスな会話とジョン・シナのお尻で笑ってしまった。プロレスラー繋がりのハリウッド俳優だとドウェイン・ジョンソンがいるが(しかも同じDC映画繋がり)、ジョン・シナの方が身体張ってる印象が強いね。

話自体は『ザ・スースク~』の終わりから繋がっていて、時間もそこまで経ってはなさそう。今回の話、タイトルは『"A Whole New Whirled"』。日本語だと『まったく新しいめくるめく世界』ということで、ピースメーカーの新しい活躍を想像させるタイトルとなっている。

登場人物たちの会話に「アクアマン」、「バットマン」とDCヒーローの名前が登場することで改めて同じ世界線上に存在しているんだなとユニバースを意識させる。

自分の家に帰ったピースメイカー。逃げ切れたと思ったところであっさり追い詰められ、そこから新チームの顔見せの場面に繋がっていく。今回一番笑ったのが、ダニエル・ブルックス演じるレオタ・アデバヨの自己紹介場面。気の利いたことを言おうとして、空回りして残念な空気になるのは日本でもあるあるだ。

ピースメイカーは相棒を引き取りに実家に戻る。ここで父親登場。前情報で『ピースメーカー』は社会性を盛り込んだ内容が高く評価されてるという評を見かけたが、確かにそうした要素が色々見受けられる。

いちいち言及するのも遅いかもしれないが同性愛カップルの描写とか今でこそ珍しくないが、10年前のドラマでは普通に描かれることはまずなかった。

そしてこの父親。マチスモで差別主義者、陰謀論とてんこ盛り。アメリカの中年男性への揶揄はなかなか凄い。アメリカの中年男性は今はとにかく悪人にさせられがちだね

4年ぶりの父親との再会だが、終始気まずい雰囲気。相棒のワッシーとハグしてるのに、父親とはしてない辺りの対比の演出も上手い。今回の話のタイトル、『ピースメイカーうちに帰る』でもけっこう似合ってたかも。

観てて気になったのが、リアリティラインの線引きについて。ピースメイカーの格好に対しての周囲の視線とか、より現実的になっている気がする。『ザ・スースク~』の時もあの格好で街中にいたけど、普通に世界に溶け込んでいたから、その違いが気になったかな。

バーで行きずりの相手との楽しい時間を過ごしてからはまさかの怒涛の展開!音楽とアクションのシンクロのさせ方はさすが。ここら辺はジェームズ・ガン監督節の真骨頂だね。ソニックブームのえげつないグロさもジェームス・ガンらしい。

そしてアデバヨはまさかのそこと繋がってるの!?という引きも良い。とりあえず第1話ということで、これから物語が動き出すことを期待させて物語は終了。安定してて面白い。2話目がどうなるか楽しみだ。


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