DCUに何が起きてるのか?どこへ向かうのか?
MARVELとDC、アメコミ映画はどちらが好きですか?
自分はDC派です。MARVEL映画も好きだし、本来優劣を決めるものでもないですが、どちらかと言われたら自分の心に刺さるのはDC映画が多いという印象。
原作のアメコミを追っかけるほど熱心なファンではないけど、noteでDCのマガジンを作るくらいにはDC映画が好きというスタンスです。
でも、去年はDC映画、特にDCU(DCユニバース)に関するニュースや作品の感想は全然挙げていません。
というのも、2022年はDCに関する嫌なニュースばかり目にしてテンションがガタ落ちしていたから。
2022年はDCにとってもDCファンにとっても本当に激動な年でした。
相次ぐ騒動やテンションが下がるニュース…DCを取り巻く状況に絶望したのは自分だけではないでしょう。
年末頃からDCを取り巻く体制は大きく変わり、今年に入って希望の持てるニュースも入ってきたため、改めて記事にしようと挙げた次第です。
この記事では、
・これまでDCEUに何が起きたていたのか?
・新体制のDCUはどうなっているのか?
先日発表された新作10作と合わせて紹介しています。
【これまでDCEUに何が起きていたのか?】
まず、2022年までのDCEUの状況を端的に説明します。
それまでDCEUを牽引していたスナイダー夫妻が2017年に身内の不幸によりプロデューサーを降板。
製作途中にあった『ジャスティスリーグ』を『アベンジャーズ』、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』のジョス・ウェドン監督が引き継ぎ公開まで漕ぎ告げるが、興行収入・批評は芳しくなかった。
その後、サイボーグを演じたレイ・フィッシャー、ワンダーウーマンを演じたガル・ガドットが、ジョス・ウェドン監督に対し『ジャスティスリーグ』の撮影中に人種差別等、不適切な行為があったと告発し騒動に発展。
結果、レイ・フィッシャーは実質的に『ジャスティスリーグ』から離脱しDCEUは不安定な状態となっていた。
2021年には、スナイダーが自身の初期構想を基に新たに監督した242分のディレクターズ・カット版『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が配信されたが、DC側は続編を作る予定はないと回答している。
【2022年にDCEUに何が起きていたのか?】
MCUと違い、そもそも不安定な状況だったDCU。そこに新たなトラブルが立て続けに発生します。
では、2022年はDCEUに何が起きたのか?
ニュースになった出来事をまとめています。
①俳優陣のスキャンダルと相次ぐ作品の延期
複数回にわたる作品の延期。
2020年から2022年にかけてはDC作品の多くが延期を余儀なくされた。
コロナの影響が大きいが、その中でも『ザ・フラッシュ』は主演俳優の不祥事が公開に影響しており、『アクアマン』も共演者のスキャンダルが興行に影響しそうな状況になっている。
『ザ・フラッシュ』とエズラ・ミラー騒動
『ザ・フラッシュ』が抱える問題は深刻だ。
主演のエズラ・ミラーが、2022年の3月に米・ハワイ州で治安びん乱行為とハラスメントの容疑で逮捕・起訴され、滞在先の夫婦からは接近禁止命令が出された。その翌月には女性への暴行事件で逮捕されている。
6月には12歳少女へのグルーミング疑惑があがり、8月には留守中の一般家庭から酒瓶を盗んだ強盗罪の容疑で起訴されるなど、相次ぐ犯罪行為で世間を騒がせた。
主演俳優がここまで不祥事を起こしているのに、なぜ『ザ・フラッシュ』が公開中止orエズラ・ミラーが降板にならないのか?という疑問が湧いてくる。
エズラ・ミラー問題を語るうえで、よく引き合いに出されるのがウィル・スミスのビンタ事件だ。
2022年3月のアカデミー賞授賞式でウィル・スミスがクリス・ロックを平手打ちにした事件は世間を大いに騒がせた。この事件でウィル・スミスはアカデミーを退会すると共に10年間の出禁という思い処分を受けている。
エズラとウィル、両者が行ったことを比較すると、エズラの処分は明らかに軽すぎる。一部では「エズラが白人だからこそ守られているのではないか?」という疑問を呈している記事も見かけた。
『ザ・フラッシュ』が公開中止にならない&エズラが降板されないのには、主に3つの理由があると言われている。
理由の1つ目は『ザ・フラッシュ』の製作に高額な製作費が掛かっているというもの。
公開中止 or 作り直しをした場合、DCだけでなく親会社であるワーナーにとって莫大な損害が発生してしまうというものだ。
2つ目は作品自体の評価が非常に高いというものだ。
『ザ・フラッシュ』はこれまでに何度かマスコミ向け試写を行っているが、その反応が非常に良いと言われている。
本作を観たジェームズ・ガン監督も『今まで見たヒーロー映画の中でも最高の1本』と絶賛している。作品のクオリティの高さもワーナーが公開を推し進める理由の1つといえるだろう。
3つ目は本作の立ち位置についてだ。
『ザ・フラッシュ』はDCEUのユニバースをリセットする重要な役割をもたらす作品であることが明かされている。そのため『ザ・フラッシュ』を公開中止 or 作り直しした場合、DCU全体にも多大な影響を与えることが考えられる。
こうしたいくつかの理由から、ワーナーは何としても『ザ・フラッシュ』を公開まで死守したいという考えのようだ。
DCの代表、ピーター・サフランもエズラの回復に向けて全力でサポートするという旨の発言をしている。
肝心のエズラだが、8月には自身の行為について謝罪文を発表し、メンタルヘルスの治療に取り組み始めたことを明かしている。強盗裁判については、最長で25年の禁固刑が課せられる可能性もあったが不起訴となった(罰金500ドルと1年間の保護観察処分が下っている)。
思うところはあるだろうが、今はただエズラの回復と復帰を静かに見守りたい。
『ザ・フラッシュ(原題)』は2023年6月16日に日米同時公開予定。
『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』のアンバー・ハード騒動
『アクアマン』シリーズも共演者のスキャンダルを抱えている。
それが共演者のアンバー・ハードの名誉毀損裁判に関する騒動だ。
この裁判は、アンバーがワシントン・ポスト紙に寄せた記事内でDV被害を告白した際、その加害者がジョニー・ディップであると示唆したことで、ジョニー側がアンバーを相手取り名誉棄損で訴えを起こしたもの。
裁判当初こそ、アンバーに対して同情的な意見が多かったが、裁判が進む中でアンバー側が証拠を捏造していた疑惑などが取り沙汰されると世論は一変。
アンバーに対する世間の風当たりは一気に強くなりアンバー自身も敗訴した(ちなみにアンバーは判決を不服とし再審要求を行っていたが、その後、ジョニー・デップ側と和解している)。
この裁判中に『アクアマン』のファンの中でアンバーの降板を求める署名運動が起きており、数週間で200万近い署名を集めていたのだ。
『アクアマン』に関してはCG作業の遅れや、ユニバースの流れを汲むために公開が延期しているので、アンバーの騒動が直接的な原因とは言えないだろう。
それでもこのアンバーの騒動が『アクアマン』に対してネガティブな印象をつけてしまったことは否めない。
②突然の『バットガール』お蔵入り騒動
その悲報は突然届いた。
劇場公開を予定していた『バットガール』が完成間近で突然キャンセルとなったのだ。
何の前触れもなく『バットガール』が公開中止になったことはDCファンのみならず、多くの映画ファンにも衝撃を与えた。
『バットガール』を監督していたのは、『バッドボーイズ・フォー・ライフ』を手掛けたアディル・エル・アルビとビラル・ファラーのコンビ。
エル・アルビは、自身の結婚式のため滞在していたモロッコでこの知らせを聞いたというから悲惨だ。
『バットガール』がお蔵入りになった原因については2つの理由が挙げられる。
1つは作品のクオリティが良くなかったという理由。
もともと配信用映画で製作されてた『バットガール』だったが、親会社のワーナーの経営統合による方針転換のため、急遽、劇場公開作になったという経緯がある。
しかし、その影響もあってか作品の出来栄えは良くなかったらしい。
好感触との記事もあったが、配信用で製作されていたため、劇場公開作としては見合ってないとの感想が特に目についた。
DCUの共同CEOであるピーター・サフランは、製作陣らに敬意を示しながらも「映画は公開に堪えないもの」とし「公開中止は正しい決断」との見解を示している。
2月15日追記:上記のピーター・サフランの発言を受け、『バットガール』の主演をつとめたレスリー・グレイスは「良い映画になる可能性は十分にあったと思う」と反論している。
もう1つの理由は節税対策。
ワーナーは、ディスカバリーとの合併でワーナー・ブラザース・ディスカバリーとなったが、その新会社のCEOに就任したのがデビッド・ザスラフ。
彼は30億ドルのコスト削減を目標に掲げていた。
『バットガール』に掛かった製作費は7000万ドル(約120億円)と言われている。デビッドは試写会の反応を受け『バットガール』を公開しても収益が製作費を上回る見込みがないと判断し、節税のために公開中止という判断をしたというのだ。
他にも人種差別があったのではないかという声やデビッド・ザスラフの前任のCEOへの対抗意識が問題じゃないかという記事も見かけたが、これらはあくまで噂の域を出ていないと判断したため、ここでは取り上げていない。
いずれにせよ、ワーナーのこうした裏切りともいえる行動は、多くのファンに不信感を抱かせるキッカケとなった。
③ウォルター・ハマダの退任
この『バットガール』のお蔵入り事件を受け、DCEUのトップでありDCフィルムズで社長を務めていたウォルター・ハマダが任期を待たずして退職する事態となった。
報道によると『バットガール』のお蔵入りについて話があったのが『ブラックアダム』の試写の時だったそうで、こうした対応を見てもウォルター・ハマダが、DCのトップでありながら蚊帳の外状態となっていたことは明らかだろう。
15年つとめたDCEUをこうした形で退任することになったのは本人とっても不本意だったに違いない(その後、ウォルター・ハマダは米パラマウント・ピクチャーズと契約を結んでいる)。ワーナーもウォルター・ハマダの後任探しに奔走することになる。
④ワーナーの財政難
度重なる作品の延期や、公開中止などドタバタ続きのワーナー。そもそもの原因はワーナーの財政難が原因と言われている。
2022年4月に経営統合により設立されたワーナー・ブラザース・ディスカバリーだが、設立当時から多額の負債を背負うなど、現在も厳しい財政状況にある。
経営陣も一新されたが、投資家の目もあり新経営層はコストにかなり厳しいと噂されているのだ。
そう考えると『バットガール』の節税対策も理解できる。1作品毎の公開期間が空いているのも宣伝費の集中を避けるためと噂されている。
ここまでが2022年の春から秋頃までに流れてきたニュースをまとめるとこうなる。
どうです?
これだけ悪いニュースが立て続けに流れてくると流石に落ち込みませんか…?
【これからどうなるのか?DCUの展望】
2022年の9月頃までは「呪われてるんじゃない?」と言いたくなるくらい良くないニュースに溢れていたDCU。
その流れが変わったのが10月頃。
ここからはDCの新たな流れと期待が持てるニュースを挙げていきたい。
①ジェームズ・ガンを筆頭とする新体制の発足
ウォルター・ハマダの退任の後、DC映画の新たな代表になったのは『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』、『ピースメイカー』のジェームズ・ガン、『シャザム!』や『アクアマン』でプロデュースをつとめたピーター・サフランの2名。
両者は、DCフィルムズに代わって新設された『DCスタジオ』の共同CEOに就任している。
そして今年の1月、ジェームズ・ガンよりDCUの新たな作品群が発表された。
②DCUの新たな一歩「Gods and Monsters」と発表された10作品
ジェームズ・ガンは先日、動画内でDCUの新たな構想と作品を発表した。
・この新しい構想は、映画・ドラマ・ゲームを一つにまとめたもので、チャプターとして表現されている。
・8年~10年単位の構想を1つのチャプターとし、今回のチャプターを「Gods and Monsters」と名乗っている。
動画内で発表されたのは以下の10作品。
・クリーチャー・コマンドー(原題)
配信シリーズとして予定。
『クリーチャー・コマンドー』はフランケンシュタインの花嫁を主人公にリッグ・フラッグ・シニア、フランケンシュタイン、G.I.ロボットなどのチームが活躍を描いた全7話のアニメシリーズ。ジェームズ・ガンが全話を執筆する。
面白いのはアニメーションと実写がリンクしており、演じる俳優も声優も同一人物になる予定。キャラクターがアニメの中に入ったり、アニメから飛び出したりするというDCUの中でも異色作になるとのこと。
・ウォラー
配信シリーズとして予定。
『スーサイト・スクワッド』シリーズのヴィオラ・デイヴィスが演じたアマンダ・ウォラーを主人公にした物語。『ピースメイカー』の1シーズンと2シーズンの間を描いた物語で『ピースメイカー』のキャストたちも何人か登場するとのこと。
原案を手掛けるのはドラマ『ウォッチメン』のクリスタル・ヘンリーと、『ドゥーム・パトロール』ジェレミー・カーヴァー。
・スーパーマン レガシー(原題)
映画として2025年7月11日に公開予定。
ジェームズ・ガンが脚本を担当しており、現在も執筆中とのこと。監督はまだ未定(ピーター・サフランはジェームズ・ガンに監督もして欲しいと考えている)。
スーパーマンのオリジン(起源)ストーリーではなく、スーパーマンがクリプトン人と人間とのアイデンティティに向き合う話で、従来の善人対悪人という構図からの脱却も図るとのこと。
・ランタンズ(原題)
配信シリーズとして予定。
グリーンランタンのジョン・スチュワート、ハル・ジョーダンの2人を主人公にしたシリーズ(他のランタンたちも登場するとのこと)。
地球が舞台で、グリーンランタンの2人が宇宙警察として地球を見守る物語。HBO製作の『TRUE DETECTIVE』風のドラマシリーズを目指すとのこと。
・ジ・オーソリティー(原題)
映画として予定。
DCが買収したワイルドストームのキャラクターたちを主人公とした物語。正義のためなら手段を選ばないヒーローチームの活躍が描かれるらしく、ジェームズ・ガンが特に力を入れている企画とのこと。
DCUの主要キャラクターたちと繋がっていくらしく、将来的にはダークな『ジャスティスリーグ』になる予定?
・パラダイス・ロスト
配信シリーズとして予定。
女性だけのアマゾン族の故郷であり、ワンダーウーマンが生まれたセミッシラ(パラダイス島)を舞台にした物語。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のようなドラマシリーズを目指すとのこと。
・ブレイブ&ボールド(原題)
映画として予定。
バットマンと5代目ロビンのダミアン・ウェインの物語。グラント・モリソンのコミックが原作。ロバート・パティンソンの『ザ・バットマン』とは異なる作品。
ダミアン・ウェインはバットマンとラーズ・アル・グールの娘タリアとの間に生まれたバットマンの実子。ブルース・ウェインは10年間、ダミアンの存在に気付かず、その間、彼は暗殺者として育てられた。
ダミアンだけでなく他のバットファミリーも登場する予定とのこと。バットマン役は新たにキャスティングされる。
・ブースターゴールド(原題)
配信シリーズとして予定。
25世紀から21世紀へタイムワープしてきたヒーローで、未来テクノロジーで負け犬の人生から一発逆転を目指している。
アメコミの中でもカルト的人気をもつ作品だけに今回の実写化を喜ぶ声も多く見られた。
・スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー
大作SF映画として予定。
原作はトム・キングによる『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』。スーパーマンが地球に送られ両親に愛されて育った男という設定なのに対し、この作品のスーパーガールは、クリプトン人に育てられ周囲が死んでいくのを14年間見ていたという設定で対比になっている。
さらに本作は数々の惑星を旅していくというロードームービー形式の復讐劇になるとのこと。
・スワンプシング
ホラー映画として公開予定
スワンプシングという怪物のオリジンを描くホラー映画。いずれDCUと絡んでいく作品になるらしい。『スワンプシング』に関しては既に誰が監督をするのが交渉段階に入っていることが明らかにされている。
監督として第一候補に挙がっているのが『17歳のカルテ』、『LOGAN ローガン』のジェームズ・マン・ゴールド。何でもジェームズ・マン・ゴールド監督自身が『スワンプシング』の大ファンらしく監督を望んでいたとのこと。
監督交渉のニュースが報じられた後のジェームズ・マン・ゴールドのツイートでは『スワンプシング』の画像を挙げるなど、何も問題が無ければこのまま監督就任は妥当かと思われる…?
ということで、発表された10作だが、今回発表したのはまだ1部分でしかないとのこと。
今後もいくつか新作が発表されていくとのことなので、発表に期待したい。
③これまでのスナイダーバースはどうなるの?
こうして新たなユニバースが発表されると気になるのは、これまでのDCはどうなるのか?という疑問。
DCEUことスナイダーバースについてだが、ジェームズ・ガンは「ユニバース全体をリセットする」と答えている。『ザ・フラッシュ』がその役割を担っているということは以前から明らかにされている。
そうなると『ザ・フラッシュ』以降に公開される『ブルービートル』、『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』などはどうなるのか?
ジェームズ・ガンによると、『ザ・フラッシュ』でリセットされた世界は『ブルービートル』に繋がり『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』もその後の作品に繋がっていくそう。
ジェイソン・モモアやガル・ガドットなどのDCEUのキャスト陣については一新されていると言われているが、現時点では詳細は不明。別の役としてリキャストされるのか、続投なのか…続報を待ちたい。
④『ザ・バットマン』や『ジョーカー』などの作品はどうなる?
『ザ・バットマン』や『ジョーカー』など、もともとDCUに含まれていないDC映画はどうなるのか?
こちらは『DCエルスワールド』としてDCUとは違う作品として扱われるとのこと。
事実『ザ・バットマン』に関しては、既にマット・リーブス監督によるバットバースの構想・製作が始まっており、ジェームズ・ガンもDCUには含まれないと回答している。
『ジョーカー』の続編『Joker: Folie à Deux(原題)』も既に撮影が始まっており、2024年10月4日に全米公開が予定されている。
先日、17年ぶりに続編製作が決定した『コンスタンティン』の続編については言及されてないが、現時点ではエルスワールドとして見なしてもいいだろう(実はユニバースに取り込むか検討中なのかな?)
【まとめと感想】
ということで、2022年から2023年のDCスタジオに起こったことをまとめてみたが、本当に激動の1年だった。
そしてジェームズ・ガン監督の就任。正直、ジェームズ・ガン監督は大ファンなのでDCに就任したことは嬉しいのだけど、プロデューサーとしての実力は未知数なので期待半々不安半々という気持ちだ。
DCEUを一新することで賛否両論あるのも分かるが、個人的にはこの状況を引き受けたジェームズ・ガンを支援したい。というか、誰が引き受けたとしても批判は免れない状況だから、ある意味良く引き受けたとする思う。
今回、発表された10作品は最初この情報を見た時は「地味だな」と思ってしまったけど、改めて振り返るとジェームズ・ガンがDCUを大事に育てたいという意思を感じられるし、ジェームズ・ガンらしさも感じられるセレクトだと思う。
一番不安なのが、せっかくジェームズ・ガンが計画を推し進めても、ワーナーによって企画が突然白紙になってしまう事態だ。『バットガール』の一軒で、ファンはもうワーナーに対して信頼を預けれない状況となっている。
ワーナーもジェームズ・ガンも長い目で見ながらDCというブランドを大事に育てて欲しい。
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