初めての朝活園藝教室~プロから学べる庭いじりのコツ〜
日時:2021年7月9日(金)8時~9時30分
場所:BONUS TRACK
今年の7月の東京は雨続きですが、これから植栽管理作業には厳しい盛夏を迎えます。ならば暑さのピーク前の朝のうちにやってしまおう、お仕事前のみなさんも参加していただけるかも?と、朝活園藝教室を始めることになりました!
朝はBONUS TRACKのお客さんがまだ少ないので作業しやすいという狙いもあります。プロの庭師である園藝部員からじっくり学びながら、まちの植栽がより元気になるように整える、それが朝活園藝教室です。幸い雨はぱらつく程度で、予定通り実施できました。
今回のテーマは低灌木の剪定、来年の花付きをよくするコツです。先生役のマメシバさんがご用意くださった資料をタブレットで見せていただきつつ、花芽(かが/はなめ)分化のしくみを教えていただきました。
お手入れするのは伸び放題になってしまったユキヤナギ、ヤマブキ、コデマリ、シモツケ。いずれもバラ科です。この順番に早春~初夏に花を咲かせてくれました。
3月にヤマブキが咲いていたときの様子です。
花芽はその年にのびた短い枝の先端部に付くそうです。勢いよく大きな葉を茂らせて長く伸びた枝は、来年あまり花をつけない可能性が高いので、茂りすぎた株を整理するためにも根元から剪定します。充実した短い枝を残すのが、来年の花付きを良くするポイントです。
枝を切り詰める場合は枝のつけ根からきれいに切るのがコツです。上の写真は去年の剪定で枝の途中で切ってしまった例。そうするとその部分は枯れてしまいます。
このように枝のつけ根で、切り口が正円に近くなるように切ります。
シモツケの場合は、花をつけた部分が秋にもう一度咲いてくれる可能性があるので、花がらの残った先端だけを切ります。
ヤマブキは地下茎で広がるというびっくりな事実を教えていただきました! ↑はその証拠写真。
みんな慎重に検討しながら、マメシバさんに相談しながら、近寄ってみたり、一歩下がってみたりしながら、作業を進めました。
1時間くらい作業して、もじゃもじゃだった植栽が、すっきりと美しく整いました!
剪定したシダレヤナギの枝ですぐにリースをつくった達人が!
そして剪定した枝はゴミにすることなく、コンポストにしたり、持ち帰って飾るのが園藝部流。ゆくゆくは挿し木にもチャレンジしたいですね。
朝活園藝教室は月1回くらいのペースで続ける予定ですので、参加してみたくなったらぜひお声がけください!
開催スケジュールは下北線路街園藝部のWEBサイト、SNSでお知らせいたしますのでチェックしてください!